Apple の新世代チップ M3 が今年末に登場予定で、これは M2チップに続く大きなアップグレードとなります。新しい M3チップは、新たな製造プロセスと生産フローを採用し、より高いパフォーマンスと効率を提供する予定です。
最近では、最初にM3チップを使用する可能性のある製品のリストが外部メディアに報じられています。
タッチバー 版の Mac Book ProはM3チップを最初に使用する製品となる可能性がある
外部メディア『9To5 Mac 』の情報によれば、今年末に発売予定のM3チップは、最初に以下の製品で使用されると見られています:
24インチi Mac
13インチ Mac Book Pro
13インチ Mac Book Air
特に注目すべきは、旧デザインのタッチバー 付きの13インチ Mac Book ProがM3チップを引き続き使用し、販売が続けられることです。
この Mac Book Proは、在庫がなくなったら生産を停止すると思われていましたが、M3チップの使用リストにもまだ名前があります。
M3チップは3nmプロセスを採用し、消費電力とパフォーマンスが向上する
M3チップの大きな変更点は3nmプロセスを使用して製造されることで、これにより前回の5nmプロセスに比べてより高密度のコアが可能になり、各コアのパフォーマンスと効率が向上します。
さらにBloombergの報道によれば、M3 Proチップは12コアのCPUと18コアのGPUから始まり、最大で36GBのRAMをサポートします。これは、基本的なM3 ProチップがM2 Proチップに比べてCPUコアが2つ、GPUコアが2つ多いことを示しています。
報道ではM3 Proチップのみが比較対象とされていますが、過去の経験から見て、M3、M3 Max、M3 Ultraチップも同様の成長率となるでしょう。
以下の2つの図は、 Mac Worldが推定したM3チップのマルチコアとシングルコアのベンチマークスコアと、M2、M1チップのパフォーマンススコアを比較したものです。以下はシングルコアのベンチマークスコアの予測です。
そして、次はマルチコアのベンチマークスコアの予測です。
進化のステップは特に大きくは感じられませんが、M1からアップグレードする方にとっては、かなり感じられるでしょう。
M3チップはTSMCの最初の3nmプロセッサとなるため、遅延や生産問題が発生する可能性があります。これは、AppleやM3チップ版 Mac を待っている人にとっては、大きな変数となるでしょう。
順調に進めば、今年末にはM3チップ製品が登場する予定ですが、そうでなければ来年初まで待つ必要があるかもしれません。