昨年、iPhone 15 Pro Max に 5 倍の望遠レンズを独占的に搭載した後、今年は iPhone 16 Pro Max を新しいイメージングフラッグシップとしてさらにスペックを分けることを計画しているようです。
最近、中国のネットユーザーからの情報によると、iPhone 16 Pro Max には、ソニーの新しいカスタマイズされた IMX903 イメージセンサーが搭載される予定です。このイメージセンサーは大きなサイズを持ち、さらに二層トランジスタ画素を備えており、光の取り込み量を効果的に増やし、低光量でのノイズと露出能力を改善し、より優れた撮影効果を提供することが期待されています。
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iPhone 16 Pro Max には、ソニーのカスタマイズされた IMX903 イメージセンサーが搭載される予定
この情報は微博アカウント「デジタル雑談ステーション」からのもので、その管理者によると、今年の iPhone 16 Pro Max には、ソニーが独自にカスタマイズした 4,800 万画素、1/1.14 インチの IMX903 イメージセンサーが搭載されるとのこと。
この IMX903 のスペックは非常に強力で、大きなサイズ、14 ビット ADC（アナログデジタルコンバーター）と DCG（ダブルコンバージョンゲイン）機能をサポートしています。特に注目すべきは、ソニーの二層トランジスタ画素技術を搭載していることで、これにより iPhone 16 Pro Max は新世代のイメージングフラッグシップとしての地位を確立する可能性があります。
ソニーの二層トランジスタ画素技術は、動的範囲を拡大し、低光量でのノイズを改善することができます
「二層トランジスタ画素（2-Layer Transistor Pixel）積層型 CMOS イメージセンサー」は、ソニーが 2021 年末に発表した新技術です。
従来のイメージセンサーでは、各画素にフォトダイオード（光をデジタル信号に変換する役割）と画素トランジスタ（信号を制御する役割）が並んで配置されています。しかし、画素の面積が限られているため、2つのコンポーネントが並んでいると使用可能な領域が小さくなり、結果として性能が低下します（イメージセンサーの場合は光の取り込み量が少なくなります）。
ソニーの二層トランジスタ画素技術では、元々並んでいた2つのコンポーネントを上下2層に分けています。上層は光を感知する「フォトダイオード」、下層は「画素トランジスタ」です。これにより、コンポーネントが使用できる面積が大きくなり、性能が向上します。感光部分について言えば、光が当たる面積が大きくなるため、光の取り込み量が顕著に増加します。
ソニーによると、二層トランジスタ画素はフォトダイオードの容量を拡大し、飽和信号の基準を2倍に高めることができます。また、フォトダイオードと画素トランジスタが層別に独立して配置されているため、トランジスタのサイズを大きくすることができます。
その結果、より広い動的範囲を持ち、低光量撮影時のノイズを著しく改善することができます。また、明暗のコントラストが大きいシーンでも、より良い露出効果を提供し、過露出や露出不足の問題を避けることができます。
左：従来のイメージセンサー、右：二層トランジスタ画素技術を採用したイメージセンサー
左：従来のイメージセンサー、右：二層トランジスタ画素技術を採用したイメージセンサー
iPhone 16 Pro Max の画面の曲率が大きくなる
さらに、デジタル雑談ステーションは、iPhone 16 Pro Max の画面の曲率が大きくなり、四方の等深微曲面スクリーンのようになるとも述べています。これは、先日外部メディアが「画面サイズを 6.9 インチに拡大する」との噂に合致しています。この世代の iPhone では、明らかにサイズの変化があると思われます。
これまでの噂やリーク情報のほとんどが Pro Max モデルに特化しているように見えます。アップルの製品戦略は、以前の「徐々に機能を下位モデルに提供する」というものから、「独占的に提供する」という方向に変わっているように思えます。これにより消費者は選択に迷い、多少の不公平感を感じる可能性があり、残念なことに思えます。
しかし、まだ早い段階であり、すべての噂には変動があり得ます。7 月、8 月頃のリーク情報がより正確になることを期待しています。
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