市場調査会社 Counterpoint Research の最新データによりますと、Apple の iPhone 16 は 2025 年第3四半期に世界で最も売れたスマートフォンとなり、市場シェアは 4% に達しました。この機種は販売サイクルの2年目に入っているにもかかわらず首位の座を維持しており、その背景には買い替え需要の継続、インドと日本での祭礼シーズンのプロモーション、そして比較的手頃な価格戦略があるとされています。同時に、発売されたばかりの iPhone 17 Pro Max も供給が限られていたものの、世界の売れ筋トップ 10 にランクインし、9 月単月では販売トップとなりました。
iPhone 16 が新型フラッグシップ機が登場する時期にも市場を制した理由として、以下のような要因が挙げられます。
さらに、iPhone 17 Pro Max は四半期末に供給不足が発生したにもかかわらず、強い需要によって世界トップ10入りを果たしました。特に9月の販売は非常に好調でした。この販売の波は、パンデミック期間中に端末を購入したユーザーの買い替えタイミングと、新機種で大幅に強化されたハードウェア性能が後押ししています。主なアップグレードは以下の通りです。
Apple に加えて、Samsung も Galaxy A シリーズから 5 機種が世界トップ10に入りました。これらは 4G と 5G の両モデルを含み、長時間バッテリー、強化された AI カメラ機能、延長されたソフトウェアアップデートサポートなど、多様な価格帯のユーザーのニーズに応えています。
特に好調だったのは以下のモデルです。
また、Samsung は A17 シリーズを前倒しで発売し、年末商戦にうまく乗ることに成功しました。これにより A16 シリーズの後続販売には一定の影響があるものの、全体的な市場シェア拡大にはプラスとなっています。
このレポートは、Apple と Samsung が引き続き世界市場における主要なプレイヤーであることを明確に示しています。iPhone 16 はロングセラーとしての強さを見せ、iPhone 17 Pro Max がそれに続く形となりました。一方で Samsung は Galaxy A シリーズによって中価格帯市場での地位を固めています。AI 機能がより広い価格帯に普及し、消費者の買い替え需要が高まっていることから、今後中価格帯スマートフォンの競争はさらに激しくなると見込まれます。
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