Apple が AirPods Pro 第 3 世代を発表した直後、多くの人が発表会で紹介された「ライブ翻訳(リアルタイム翻訳)」に注目しました。あの機能を見て、「今回の発表で一番の目玉は AirPods Pro 3だ」と思った人も少なくないと思います。
でも、1日経って冷静になって分析してみると、実は AirPods Pro 3 の変化って、そこまで大きくないことがわかってきました。
最初は「これが AirPods Pro 3 か!」と思ったのですが、よく調べてみると、「あれ?Pro 2 でも良くない?」という気持ちにもなってきます。
まず自分のことを話すと、もともと AirPods Pro 3 を待っていたんです。というのも、今使っている初代 AirPods Pro がもうかなりボロボロで、機能もいくつか使えなくなっていたからです。細かい話は省きますが、とにかく発表を見て「これは買うしかない」と思いました。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
発表会の動画で紹介されていたリアルタイム翻訳の機能は、本当にすごいと思いました。
AirPods Pro 3 に期待していたポイントはこんな感じです:
でも、1日冷静になっていろいろ調べてみたら、自分の使い方だとAirPods Pro 2でも十分なんじゃないかと思うようになりました。
項目 | AirPods Pro 3 | AirPods Pro 2 |
---|---|---|
チップ | H2(本体)+ U2(ケース) | H2(本体)+ U1(ケース) |
ANC(ノイズキャンセリング) | 第1世代より4倍強化、第2世代の2倍 | 第1世代の2倍 |
適応型オーディオ&通気モード | 対応 | 対応 |
心拍センサー | あり | なし |
空間オーディオ | 個人設定+頭の動き追跡 | 同じ機能あり |
通話・マイク性能 | 音声分離+ビームフォーミングマイク | 通常 |
防水防塵 | IP57 | IP54 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
操作方法 | タッチ、スライド音量調整、カメラ遠隔操作、「Hey Siri」など | 同様 |
精密な「探す」機能 | より広い範囲で探せる | 通常範囲 |
充電方法 | USB-C、MagSafe、Qi、Apple Watch充電器 | 同左 |
再生時間(ANCオン) | 約8時間(心拍測定時は約6.5時間) | 約6時間 |
総再生時間(ケース含む) | 約24時間 | 約30時間 |
急速充電 | 5分で約1時間再生可能 | 同等 |
イヤーチップサイズ | XXS/XS/S/M/L(5種類) | XS/S/M/L(4種類) |
本体の重さ | 約5.55g | 約5.3g |
ケースの重さ | 約43.99g | 約50.8g |
普段の通勤、仕事、運動、動画鑑賞などのシーンで使うなら、AirPods Pro 3 と Pro 2 の使い心地は正直そこまで大きく変わりません。
Apple は Pro 3 のノイズキャンセリング性能が Pro 2 の 2 倍とアピールしていますが、Pro 2 でも十分自然で快適なレベルに達しています。音質や空間オーディオの面でも、両方とも個人設定や頭の動きの追跡に対応しているので、そこまで大きな差はないです。
イヤーチップの密閉性や音場設計の違いで Pro 3 の方が音がクリアに感じるかもしれませんが、Pro 2でも満足できる人は多いと思います。私も実際に Pro 3 を手に入れたら、家族や友人にブラインドテストをしてみようと思っています。
話題の「リアルタイム翻訳」機能ですが、これは Pro 3 だけの機能ではありません。AirPods Pro 2 や AirPods(第4世代)も対応する予定です。
ただし、最初に対応する言語は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語の5言語だけです。今年末には Apple Intelligence のアップデートで、日本語や韓国語、イタリア語、簡体字中国語も追加される予定ですが、それでも Pro 3 だけの機能ではないという点は押さえておいた方がいいです。
Pro 3 は単体の再生時間が 2 時間伸びているのですが、充電ケース込みの総再生時間では、なんと Pro 2 の方が 6 時間長いです。
しかも Pro 3 のケースは Pro 2 よりちょっと大きいのにこの結果なので、U 2チップの消費電力が高いのではないかと考えられます。
Pro 3 にしかない新機能として、心拍数の測定があります。これは専用のハードウェアが必要なので Pro 2 では使えません。
でも Apple Watch を持っている人なら、同じように心拍数を測れますし、歩数や運動時間の記録もできます。Apple Watch をよく使っている人なら、Pro 3 でわざわざ心拍数を測らなくてもいいかもしれませんね。
この文章は「Pro 3 は買う価値がない」と言いたいわけではなく、Pro 2(中古や整備品)にするか、Pro 3 を選ぶかを冷静に判断するための参考になればと思って書きました。
実は私も、Pro 2 の整備品を見て少し揺れました。でも最終的には Pro 3 を待つことにしました。理由はやっぱり「新しいものが欲しいから」です。
最後にいくつかのアドバイスをまとめておきます:
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
もっと読む
AirPods Pro 3 注目ポイントまとめ:音質・翻訳・心拍数まで進化!
【Apple 発表会まとめ】iPhone 17 シリーズ・AirPods Pro 3・Apple Watch 11 シリーズの注目ポイントをチェック