8 月 7 日、OpenAI は「史上最強・最賢い」AIモデルと称する GPT-5 を発表し、発表と同時に全アカウントで利用可能にしました。
しかし、公開後まもなく海外フォーラムでは意外にも批判の声が上がりました。内容としては「GPT-5 はあまりにも理性的になりすぎた」「回答が簡潔すぎて機械的」「以前の GPT-4o にあった親しみや感情的な価値が失われた」などで、ロールプレイ能力もやや低下しており、AI との感情的な交流を好むユーザーの多くが落胆しているとのことです。
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OpenAI は発表会で、GPT-5 は「お世辞を減らす」方向で改善し、論理推論力や自律的エージェント能力を強化したと説明しました。回答は事実の正確性と厳密な表現を重視し、ユーザーへの過剰なおもてなしや不要な感情表現を避ける設計になっています。これにより、やり取りは「迎合するアシスタント」ではなく「専門的な同僚」と話しているような感覚になります。
しかし、その「賢すぎる・理性的すぎる」スタイルは、AI と「感情的な会話」を楽しんでいた層には不評で、GPT-4o の方がロールプレイや感情表現に優れていたとの声が目立ちます。Reddit では「今の GPT-5 はパソコンを使っているような感覚で、思考や感情に共鳴してくれる友人と話している感じがしない」との意見もありました。
SNS上でのユーザーの声:
- GPT-5 は冷たいAIモデルで、書く文章に感情がない。人間味も感じられない。
- GPT-5 がこんなに堅苦しくならないでほしい。
- GPT-4o のような人間味ある返答がなくなった。
- GPT-5 は雑談がしにくい。
- 人格モードを調整しても、会話のスタイルはほとんど変わらない。
また、以前は用途に応じて複数のモデルを選べましたが、GPT-5 では統合モデルになったため、柔軟性が失われたとの指摘もあります。以前のように「気軽な雑談向けの軽いモデル」と「厳密な推論向けのモデル」を併用できず、単一モデルのスタイルを受け入れるしかないため、使い勝手が低下したと感じる人もいるようです。
一方で、もちろん好意的な評価もあります。AI を効率化ツールと捉えるユーザーや、プログラミング、医療、法律、金融などの専門職の人々からは「GPT-5 は高効率かつ信頼できるパートナーだ」という声があり、複雑なタスクを迅速かつ正確にこなせる点を評価する意見も多く見られます。
ちなみに、もしAIと雑談や感情的なやり取りを楽しみたい場合は、以前紹介した 「Character.AI」 を試してみるのもおすすめです。これは会話特化型 AI で、豊富なシナリオや人格を設定でき、設定したテーマに沿って会話が進みます。利用制限も比較的少なく、自由度の高いやり取りが可能です。
関連リンク
現在 GPT-5 は全面的に利用可能になっており、無料アカウントでも体験できます。
ただし、無料アカウントの場合は Web版 の利用がおすすめです。アプリ版では現在利用中のモデルが表示されず、テストでは多くの場合 GPT-4o のままでした。Web版ではログイン後すぐに GPT-5 の紹介ページが表示され、質問を入力すると GPT-5 が回答します。使用上限に達すると GPT-5 mini に切り替わります。
一方、有料アカウントではアプリ上で GPT-5 の表示があり、「GPT-5」「GPT-5 Thinking」を選択可能。さらに Pro プランのユーザーは、より高度な GPT-5 Pro も利用できます。ぜひ実際に試してみてください。
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