複数の Apple 製品を所有しているユーザーにとって、それぞれのデバイスに個別で保証プラン(AppleCare)を購入するのは手間がかかるうえ、コストも高くつきます。そんな中、Apple は本日(日本時間 7 月 24 日)、新たなサービス「AppleCare One」を米国限定で発表しました。このサブスクリプションプランにより、最大 3 台のデバイスを1つの契約でカバーでき、さらに価格も従来より手頃になっています。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
月額 20 ドル未満で最大 3 台まで保証可能
AppleCare One は、月額 19.99 ドルから利用でき、最大 3 台のデバイスが AppleCare の保証対象となります。さらに追加でデバイスをカバーしたい場合は、1 台ごとに月額 5.99 ドルを加えるだけ。従来のようにデバイスごとに個別で AppleCare+ を購入するよりも、家族や複数デバイスを持つユーザーにとっては、柔軟かつお得な選択肢となります。
Apple によると、たとえば iPhone、iPad、Apple Watch を AppleCare One でまとめて契約した場合、月に最大約 11 ドルを節約できるとしています。経済的で安心感も高まるサービスです。
AppleCare+ と同様の保証内容
AppleCare One は、AppleCare+ と同等の保証内容を提供しており、以下のようなサービスが含まれます:
- 保証期間中は無制限の修理対応
- 人的・非人的いずれの損傷も対象
- バッテリーの健康状態が80%未満なら無償交換
- 24 時間対応の専門サポート
さらに、これまで iPhone にしか提供されていなかった「紛失・盗難補償」も、iPad や Apple Watch にまで拡大され、AppleCare One と AppleCare+ のいずれにも適用されます。
古いデバイスも対象、購入日を問わず加入可能
AppleCare+ は新規購入後 60 日以内にしか加入できない制限がありましたが、AppleCare One はより柔軟で、購入から 4 年経過したデバイスでも、状態が良ければプランに追加することが可能です。これにより、まだ現役で使用中の古い端末も、再び保証を受けられる貴重な機会となります。
トレードインでもシームレスな保証引き継ぎ
もうひとつ便利な点として、新しいデバイス購入時に古いデバイスを下取りに出した場合、旧端末の保証は自動的に解除され、新しいデバイスへと引き継がれます。ユーザー側で特別な手続きは不要で、AppleCare Oneの保証がシームレスに適用されます。
米国では明日から登録可能、他地域は未定
AppleCare One は、まずアメリカ国内で開始され、ユーザーは iPhone、iPad、または Mac の「設定」から直接登録可能です。また、Apple Store の店舗でも申し込みできます。
一方で、アメリカ以外の地域でいつ提供されるか、あるいは提供されるかどうかも未定です。実際、Apple の一部サービスや方針は日本では提供されておらず、たとえばアメリカではオンラインで AppleCare+ に加入できたり、月払いが可能だったり、iPhone の盗難補償があるのに対し、日本ではそれらのサービスが利用できないこともあります。
それでも、もし将来的に日本でも AppleCare One が利用できるようになれば、多くのユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。iPhone、iPad、Mac、Apple Watch を同時に所有しているユーザーが多い中で、ひとつの契約で複数デバイスを手頃な価格でカバーできるのは、大いに検討する価値があります。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
もっと読む
Apple Care+ 盗難・紛失プランについて、本当に必要なのか?