Appleは先日、iOS 18.5 の第 3 ベータ版(iOS 18.5 Beta 3)を開発者向けに公開しました。今回のアップデートも例によって新機能の追加はなく、主に安定性向上と細部の調整が中心となっています。
しかし、中国のユーザーからの報告によれば、今回の Beta 3 では修理部品の表示方式に変更が加えられているとのこと。これにより、いわゆる「再利用パーツ(取り外された部品)」が明確に「中古」と表示されるようになり、ユーザーの混乱防止につながると期待されています。
この記事では、iOS 18.5 Beta 3 で確認された主な変更点を5つ紹介します。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
iOS 18.5 Beta 3 では、「メール」アプリにおいてカテゴリ表示機能が改良されています。
右上の「その他オプション」から、「メール」と「連絡先の写真」のどちらを優先表示するかを設定可能となり、より使いやすくなりました。
RCS(Rich Communication Services)は、Google が推進する SMS の次世代通信プロトコル。ネット接続さえあれば、写真・ファイル・テキストなどが送信可能で、LINE や Messenger のようにリッチなやり取りができます。
RCS の利点は、電話番号と SIM カードがあればすぐ使える点。アカウント作成や友達登録が不要で、より直感的に利用できるのが特徴です。
今回の Beta 3 では、インド国内のさらに多くの通信キャリアで RCS が利用可能となっています。
通信関連では、5G SA(Standalone)モードが新たに一部の海外キャリアでサポートされました。
これは4Gのコアネットワークに依存せず、5Gだけで構成された完全なネットワークのこと。
NSA(Non-Standalone)と比較して、低遅延・高安定・高応答性が期待される次世代インフラです。
中国ユーザー向けに、iOS 18.5 Beta 3 では「取り外された部品」が「中古」と表示されるようになりました。
AppleはiOS 15.2から、「設定」>「一般」>「情報」内で修理履歴と部品の真偽を確認できる機能を導入。
バッテリー交換などで純正部品を使った場合は「Apple 純正部品」と表示され、サードパーティ製部品などは「不明」扱いになります。
さらに iOS 18 以降、iPhone 15 以降のモデルでは「取り外された部品」が「使用済み」と表示されるようになりましたが、今回の Beta 3 からは中国でのみ「中古(=二手)」と表記されるように変更されています。
これは、悪質な販売業者が中古部品を新品として販売するのを防ぐ目的があると見られます。今のところ中国限定の仕様となっており、他国でも導入されるかは未定です。
Apple の iOS ベータ版は、バージョン番号の末尾にアルファベット(例:a~z)が付与され、進捗を示す指標となっています。通常、文字がアルファベット順に進むにつれ、正式版に近づいていくのが通例ですが…
このようにアルファベットが巻き戻った=開発工程がやり直しになった可能性があり、重大なバグや完成度不足があったと考えられます。
そのため、正式版リリースが 6 月初旬以降にずれ込む可能性も出てきました。
今後も iOS 18.5 のアップデート情報については随時お届けしていきますので、ぜひフォローしてください!
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp をフォローしてください!
iOS 18 関連記事
iOS 18.4.1 アップデート配信開始:バグ修正・セキュリティ改善・CarPlay 接続問題を修正
【iOS 18 新機能】AirPods も進化!頭の動きで Siri 操作、声を分離、ゲーム音質強化など5つの注目ポイントを解説
iOS 18.4 で追加された「強調表示部分のリンクをコピー」機能とは?
iOS 18.4で「アンビエント」機能が登場!簡単にリラックスできる音楽を無料で楽しめる
Apple、iOS 18.4 正式版をリリース:新機能と詳細な更新内容を紹介
iPhone 音量調整小技:iOS 18.2 はロック画面でスライドして調整可能!
iOS 18.2 アップデート完全解説!40 以上の AI 新機能とアプリ改良まとめ
iOS 18.1 必見の6つの新機能まとめ:写真クリアツール、iPhone ミラーリングなど
iOS 18 のコントロールセンターがリニューアル!自由度がもっと高まった!