Apple は今年、iPhone 15 Pro に、iPhone にとって全く新しい機能である「アクションボタン」を追加しました。この新機能は、昨年すでに Apple Watch Ultra で登場しています。
それでは、今年の iPhone 15 に追加されたアクションボタンとは何でしょうか。どんな機能があり、どのように設定するのか。今日はその全てを詳しくご紹介します。
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iPhone 15 Pro では、従来のサイレントスイッチがなくなり、代わりに一つの物理的なボタンが設置されました。このボタンこそが、今回紹介する「アクションボタン」です。当初、このボタンは固体ボタン（iPhone 8 の HOME ボタンのように物理的なボタンではなく、押すと振動フィードバックがある）として設計する予定でしたが、技術的な問題から見送られました。
iPhone 15 Pro のアクションボタンでは、自分自身で押した後に実行するアクションを設定できます。Apple の発表会での例によれば、一回押すとカメラが起動し、カメラ App 内で再度押すとシャッターが切れるように設定できます。
合計 9 種類のアクションが選べます。以下、それぞれの9つの機能を一つ一つ紹介します。Apple も発表会で強調したように、サイレント機能は消えていません。アクションボタンのデフォルトの機能はサイレントで、一回押すだけでサイレントをオン・オフできます。
前述の通り、アクションボタンを一回押すだけでサイレントモードを切り替えることができます。これはデフォルトであり、基本的な機能です。
アクションボタンを集中モードのスイッチとして設定できます。一回押すだけで集中モードをオンにでき、オフィスに入ったり、家に帰ったり、会議を始める前や運転を始めるなど、様々な状況で一瞬で集中モードに切り替えられます。さらに、特定の「集中モード」を有効にするオプションも選べますが、設定できる選択肢は限られているようです。将来的には他の設定でさらに多くの「集中モード」を追加できるかもしれません。
アクションボタンを押すと、自動でカメラアプリが起動します。さらに、カメラアプリ内では、アクションボタンに2種類の異なる機能があります：
また、カメラ機能のオプションでは、5種類のカメラモードから選べます。
アクションボタンをフラッシュライトのスイッチに設定すると、コントロールセンターを呼び出さずにフラッシュライトをオン/オフできます。
アクションボタンをボイスメモに設定すると、ボタンを押すだけでボイスメモが起動し、最短時間で録音を開始できます。
上部のスクリーンには録音が始まったことが表示され、内容の入力を開始できます。
アクションボタンを拡大鏡に設定すると、ボタンを押すだけですぐに拡大鏡が起動します。この機能は、高齢者にとって非常に便利かもしれません。
アクションボタンをショートカットオプションに設定すると、ボタンを押すとデフォルトでショートカットアプリが開きます。
また、以下のショートカットオプションから、iPhone上の特定のショートカットを指定できます。それによって、アクションボタンを押すと選択したショートカットが実行されます。
例えば、「IGアプリを開く」、「省エネモードに入る」、「iPhoneのバッテリーサイクル数を確認する」などのショートカットが実行できます。
アクションボタンをアクセシビリティ機能に設定すると、例えば音声入力、音声制御、アシストタッチなどが有効になります。
この機能も非常に便利だと感じます。アクションボタンを押すと、リアルタイム翻訳機能が起動します。外国人と即時通訳が必要な場合、すぐに翻訳機能を起動できますが、翻訳オプションは今年後半にアップデートされる予定です。
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