先日、Apple は iOS 26.2 の正式版をリリースしました。多くのユーザーが気にしているのがバッテリー持続時間ですが、検証で定評のある iAppleBytes も早速 iOS 26.2 のバッテリーテストを完了しています。
今回のテストでは、2 機種で明確な低下が見られた一方、iPhone 13 が突出した結果を見せたのが大きな驚きでした。以下では、iAppleBytes の実測結果と、ここ数日間に寄せられた iOS 26.2 のバッテリー持ちに関するユーザー報告を整理してご紹介します。
今回の iAppleBytes による iOS 26.2 バッテリーテストには、以下の 6 機種が参加しています。
自動輝度調整をオフにし、画面の明るさを 25% に固定、バックグラウンド App をすべて終了した状態で、Geekbench のバッテリーテストを実施しました。
その結果を iOS 26.1 と比較すると、以下の通りです。
この結果から分かるように、iPhone 11 と iPhone 15 は大きく性能が低下しており、特に iPhone 15 は 約 1.5 時間もの後退となっています。
一方で iPhone 13 は 100 分も向上し、合計で 約 7 時間に迫る非常に優秀な結果を記録しました。
また、「iOS 26.2 リリース：異常な問題、不具合、クラッシュのまとめ」に寄せられたユーザーアンケートでは、
という結果になりました。
機種別の内訳を見ると、興味深い傾向が見えてきます。
特に注目すべきなのは、テストで大きく改善した iPhone 13 / 13 mini が、ユーザー報告では 「より電池を消費する」と感じた割合が最も高く（81.25%） なっている点です。
一方、実測で最も後退した iPhone 15 / 15 Plus は、「変化なし」と「より消費する」が 同率（47.37%） となっています。
このことからも分かるように、スマートフォンの使い方は人それぞれ異なるため、「ベンチマークテスト」も「ユーザーの体感報告」も、あくまで参考情報に過ぎず、実際の使用感を完全に反映するものではありません。
Apple 公式も説明している通り、iOS アップデート直後は、検索インデックスの作成、ファイル整理、新しいリソースのダウンロード、アプリの更新などが バックグラウンドで行われるため、一時的に 発熱やバッテリー消費が増えることがあります。これは 正常な挙動です。
実際の使用経験から見ると、こうしたバックグラウンド処理は 1～2 日程度で完了し、その後は多くの場合、発熱や消費電力は落ち着きます。念のため、再起動を行うのもシステム整理の助けになります。
今回の iOS 26.2 では、20 件以上のセキュリティ脆弱性も同時に修正されています。
バッテリー持続時間も重要ですが、個人情報とプライバシーの保護はそれ以上に重要です。
デバイスを常に最新バージョンに保つことは、プライバシーを守るための最も基本的かつ効果的な方法の一つと言えるでしょう。
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