Google マップが「省電力モード」を開発中!長距離運転も安心

Google マップは、今後独自の「省電力モード」を追加する可能性があります。画面の細部を簡略化し、画像の品質を下げることで、スマートフォンのバッテリー持続時間を延ばし、長距離運転中の電池切れの不安を減らすことが目的のようです。

極限までシンプルなナビ画面:白黒表示+最低限の案内情報のみ

Google マップをナビとして長時間利用するドライバーの方にとって、バッテリーの減りが早いことはよくある悩みです。特に、車に充電ポートやUSBソケットがない場合は、電池残量を気にしながら運転しなければなりません。

しかし、こうした悩みが近い将来、解決されるかもしれません。

Android Authority の報告によりますと、Google はシステム全体の省電力モードに依存しない、独自の「マップ省電力モード」を開発しているとのことです。開発者が新しいアプリのコードの中に関連する記述を発見しており、この機能が今後のアップデートで追加される可能性があると考えられています。

このモードは、「視覚的なディテールを簡略化」し、「画像品質を下げる」ことで、ナビゲーション機能そのものに集中できるように設計されているようです。

黒白モードで UI を最小化 残るのは「次の曲がり角」だけ

省電力モードを有効にすると、画面全体が白黒表示になり、ほとんどの UI 要素や地図ラベルが削除されます。残されるのは、「次の曲がり角の方向」など、必要最低限のナビ情報のみになるようです。

横画面非対応、通り名が表示されない可能性もあります

このモードにはいくつかの制限があるようです。コードの記述によりますと、「省電力モードでは横向きの画面は使用できません」と示されています。

そのため、スマートフォンを車載ホルダーに横向きで設置して使う方にとっては、少し不便に感じるかもしれません。また、画面を簡略化することで確かに省電力効果は期待できますが、現在のテスト版では「曲がる先の通り名」までも省略されてしまう可能性があり、一部のテスターからは「重要な場面でどこに曲がればいいのかわからなくなるのでは」と心配する声も上がっています。

とはいえ、これはまだ APK 解析の段階で確認されたテスト中の機能であり、正式にリリースされる際には内容が変更される可能性があります。現時点では、Google から正式な発表やリリース時期についての情報は出ていません。

まとめ

Google マップの新しい「省電力モード」は、緊急時の省電を目的として設計されているようです。白黒表示と最小限のナビ情報によって、スマートフォンのバッテリー持続時間を延ばすことができます。

しかし、横画面非対応や情報が簡略化されすぎている点など、いくつかの課題も残されています。実際の使い心地については、今後のアップデートでどのように改善されるか注目されます。

もっと読む

Gmail で世界中の 1 億 8300 万件のパスワードが流出!Google が発表した2つの自己防衛策

Google Pixel 10 シリーズ正式発表!初の折りたたみフラッグシップ登場、AI 機能が大幅進化──注目の5つのポイント

Google の新機能「Web Guide」:AI が検索結果を分類整理

愛麗絲