予想どおり、Apple は先ほど正式に M5 MacBook Pro を発表した。
外観は基本的に変わらず、主なアップグレード点は新世代の M5 チップへの刷新で、CPU/GPU 性能が大幅に強化されている。特に AI 性能は最大 3.5 倍に向上し、総合的な実力がさらに底上げされた。
M5 MacBook Pro の価格は 248,800 円からで、10/22 発売予定。
M5 MacBook Pro は外観をやや角張った、硬派なデザインで維持しており、筐体のサイズも変わっていない。
M5 チップ搭載の基本モデルであるため、選べるサイズは 14インチ のみ。カラーリングも従来通り、「スペースブラック」と「シルバー」の 2 色で展開される。
最大のアップグレードポイントは、新世代の “M5” チップ搭載 により、CPU/GPU/NPU の性能を全面強化したことだ。
フル仕様の M5 チップは、10 コア CPU(6 大 + 4 小)、10 コア GPU、16 コア NPU を備えており、メモリ帯域幅は 120 GB/s から 153 GB/s にアップグレードされている。
Apple によれば、M5 チップの CPU はプログラムのコンパイルなどマルチスレッド処理で、M4 に比べ最高 20% 向上。
また GPU には A19 系列と同様、各コアにニューラルネットワークアクセラレータと、第 3 世代レイトレーシング加速ユニットが内蔵されており、M5 と M4 を比べると:
メモリ帯域幅が最大 153 GB/s に達することで、ユーザーは大型 AI モデルを端末内で扱いやすくなり、高負荷タスク時にもデータアクセスの速度が上がって処理時間を短縮できる。
たとえば、画像生成、リアルタイム音声翻訳、大型言語モデルの推論などのアプリケーションで、高帯域幅メモリはデータ転送を円滑にし、ボトルネックを著しく減らす。これにより AI モデルをローカルで実行する際もクラウドに近い速度を発揮できるという。
オフライン環境でも動作に問題がない。
高帯域幅メモリはマルチタスク性能を強化する効果もあり、画像編集、動画出力、バックグラウンドでの AI 処理を同時に行う際でも、M5 チップは各タスクに十分な帯域幅を割り当てることができ、ユーザーは複数の App を開いたり大規模プロジェクトを扱ったりしても快適な体験を維持できる。
そのほか、M5 MacBook Pro の SSD 読み書き速度も 2 倍に向上しており、端末内での大型言語モデル(LLM)の読み込みをより高速化できる。
M5 MacBook Pro の、特に触れられていないハードウェア仕様は、基本的に M4 MacBook Pro と同じだ:
ちなみに、上位版の M5 Pro や M5 Max チップは、噂どおりに今回発表には含まれておらず、2026 年初頭の発表が見込まれている。
Apple の公式サイトでの M5 MacBook Pro の構成オプション表:こちらを参照
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