正式発表された M5 搭載の MacBook Pro のほかに、Apple TV や HomePod mini も近く刷新されるという噂が以前から報じられてきました。Bloomberg の記者 Mark Gurman 氏の最新の報道によると、現在、世界中の複数の Apple Store で Apple TV と HomePod mini の在庫が明らかに減少しており、Apple が近く新型の Apple TV と HomePod mini を同時に発表する可能性を示唆しています。
Apple のコードから 2025 年下半期に複数製品が更新予定であることが判明
少し前、海外メディア MacRumors の編集者 Aaron Perris 氏が Apple のコード内に、まだ発表されていない新製品の識別情報を発見しました。その中には、HomePod mini、Apple TV、Apple Vision Pro、Studio Display、iPad などが含まれていました。
- Apple Vision Pro は M5 チップを搭載する最初の製品の1つになると噂されており、早ければ今週中にも登場する可能性があります。
- Studio Display に関する情報は少なく、刷新の可能性は最も低いと見られています。
- iPad については、iPad mini 8 と iPad 12 が予定されているものの、これらは 2026 年初頭にずれ込む見通しです。
Apple TV と HomePod mini に関しては、現在の在庫減少の傾向と合致しており、まもなくアップデートされる可能性が高いと考えられます。
HomePod mini 2 の噂される注目ポイント
発売から5年が経過した HomePod mini が、いよいよ今年中に初のアップデートを迎える可能性が出てきました。Aaron Perris 氏によると、Apple のコード内に「B525」というコードネームの新型 HomePod mini が発見され、現在の「B520」と対応していることから、第2世代 HomePod mini であると予想されます。
この HomePod mini 2 は、T8310 マイクロアーキテクチャのチップを搭載すると見られており、これは現在 Apple Watch の S9 や S10 チップに使われている技術です。つまり、HomePod mini 2 は S9 以上のチップ性能を備えることになります。
現時点で予想される HomePod mini 2 の主な進化点は以下の通りです:
- S11 チップを搭載し、よりスムーズな動作と高度なスマート機能を実現。
- Apple 独自開発の Wi-Fi および Bluetooth チップを採用し、Wi-Fi 7 に対応。音楽ストリーミングの安定性と音質を向上。
- 内部のスピーカー構造を再設計し、音質の細部や低音表現を強化。
- 第2世代超広帯域チップ(U2)を導入し、iPhone との「引き継ぎリスニング」機能を改善。
外観に関しては大きな変更はないと見られており、これまで通りのコンパクトで丸みを帯びた布製カバーのデザインを踏襲する見込みです。ただし、新たなカラーバリエーションの追加があるかもしれません。
新型 Apple TV の噂される特徴
Apple TV に関しては、コード情報によると、iPhone 15 Pro と同じフルスペックの A17 Pro チップを搭載すると見られており、Apple Intelligence やレイトレーシング機能に対応。ユーザーにより高度なエンターテインメント体験を提供することが期待されています。
また、Apple 独自の Wi-Fi および Bluetooth チップを採用し、ストリーミング品質の安定性を高めるだけでなく、他の Apple 製品との連携もよりスムーズになります。
ただし、Apple TV と HomePod mini の新モデルの発表時期はまだ不明で、実際の公開時期には注目が集まっています。M5 MacBook Pro がすでに正式発表されたことを踏まえると、Apple が同時期に Apple TV や HomePod mini 2 を発表する可能性も高く、これらが 2025 年下半期のスマートホーム分野における注目のアップデートとなるかもしれません。とはいえ、公式な発表があるまでは、あくまで噂段階の情報に留まります。
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