毎回の iOS バージョンアップ後、ユーザーから発熱やバッテリーの減りが早いという報告が多く見られます。本日リリースされた iOS 26 の正式版についても例外ではありません。
これに関して Apple は、ユーザーが事前に理解できるよう、サポート記事を公開しました。記事では、iOS のアップデート直後は、システムがバックグラウンドでさまざまな設定処理を実行するため、端末が一時的に発熱したりバッテリーを多く消費したりすることがあると説明されています。これは正常な現象であり、過度な心配は不要で、バックグラウンド処理が完了すれば通常の状態に戻るとのことです。
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iOS アップデート後に発熱・バッテリー消耗が起きる主な理由は、設定処理の負荷
Apple によると、iOS ソフトウェアのアップデートには主に2つの種類があります:
- メジャーアップデート(大規模な更新):年に1回程度リリースされ、多くの新機能や改善、バグ修正、セキュリティ強化が含まれます。たとえば、本日配信された iOS 26 はこのメジャーアップデートに該当します。
- マイナーアップデート(中小規模の更新):年間を通して継続的に提供され、新機能や重要なセキュリティ修正、バグの修正などが含まれます。同時にリリースされた iOS 18.7 がこのタイプです。
アップデート直後には、検索用データのインデックス作成、ファイル整理、新しいリソースのダウンロード、アプリの更新など、端末がバックグラウンドでさまざまな設定処理を行う必要があります。このため、システムの処理負荷が一時的に高まり、発熱やバッテリーの消耗が起きることがあります。これらはすべて正常な現象であり、処理が完了すれば通常の状態に戻ります。
新機能による電力消費の増加も
加えて Apple は、一部の新機能がより多くのパフォーマンスリソースを必要とするため、使用状況によっては端末の動作やバッテリー持ちに影響する可能性があるとも説明しています。ただし、Apple は今後もこれらの機能の改善を継続し、ユーザーに最適な使用体験とバッテリー寿命を提供できるよう取り組むとしています。
端末の過熱を防ぐための対策
まとめると、iOS アップデート直後はシステムのバックグラウンド処理の影響で、普段よりも発熱や電力消費が目立つ場合があります。そのため、できるだけ端末の過熱を避ける工夫が必要です。
- 本体が熱を持っている間は使用を控える。
- 直射日光や高温の場所に置かない。
- バッテリーが十分にあるなら充電を控える。
- 高負荷のアプリやゲームの使用を一時的に控え、端末への負担を減らす。
筆者の経験では、iOS アップデート後のバックグラウンド処理には約1~2日かかる場合が多く、その後は発熱やバッテリー消耗も通常通りに戻ります。念のため再起動を行うのも効果的です。
なお、端末に物理的な故障がないにもかかわらず、長期間にわたり深刻な発熱やバッテリー消耗が続く場合は、システム自体に問題がある可能性があり、次回のアップデートを待つしかないかもしれません。
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