iOS 26 における Safari は、外観が Liquid Glass スタイルに刷新されたほか、いくつかの細かな改良が施されています。小幅な更新とはいえ、注目すべき新機能がいくつもあります。ここでは、iOS 26 の Safari 新機能をご紹介します。
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1. Safari の新しいレイアウト
Liquid Glass スタイルに合わせて、iOS 26 の Safari は新しいレイアウトを採用しました。
デフォルトのレイアウトはよりシンプルになり、全体的にガラスレンズのような透過効果が付与されています。ページをスクロールすると、アドレスバーが小さなカプセル状に縮まり、より多くのページ内容を表示でき、ユーザーはページに集中しやすくなります。
もちろん、この新しいレイアウトが好みでない場合は、
「設定」>「App」>「Safari」>「タブ」から従来のレイアウトに戻すことも可能です。
- 下:従来の下部アドレスバーに近い構成ですが、よりコンパクトに。
- 上:伝統的な Safari 配置。アドレスバーは上、機能ボタンは下。
どのレイアウトでも操作感は従来とほぼ同じで、追加の学習は不要です。例えば:
- 下部タブを左スワイプで新規ページを開く
- 下部タブを長押しして上にスワイプすると全タブ表示
- 下部タブを左右スワイプでページ切り替え
- ページを下に引っ張ってリロード
- タブ一覧を左右スワイプでタブグループ切替
2. Web アプリの体験がさらに進化
「Web アプリ」は Safari の代表的な機能の一つ。
当初はウェブサイトのブックマークをホーム画面にアプリ風アイコンとして配置できる機能でしたが、iOS 16.4 からは PWA(Progressive Web App)に対応し、通知受信、カメラ使用、Apple Pay 利用、オフラインアクセスなど、ネイティブアプリに近い使い方が可能になりました。ただし、当時はサイトが PWA 対応している必要がありました。
iOS 26 ではさらに進化し、Safariが自動でPWA対応可否を検出。サイトが正式に PWA 対応していなくても、システムが対応可能と判断すれば Web アプリとして保存できるようになりました。
項目 | iOS 18 および以前のバージョン | iOS 26 以降のバージョン |
---|---|---|
ホーム画面での表示 | 一つのアプリのように見える | 一つのアプリのように見える |
表示方式 | Web アプリとして提供されていない場合、ただのウェブブックマークとして表示される | 対応しているサイトを自動検出し、Web アプリのように個別で表示される |
プッシュ通知 | 従来のブックマークは通知を受け取れない | Web アプリは通知を受け取れる |
アドレスバー | ブラウザと一緒に常に表示される | 自動的に非表示になる |
3. HDR 画像の表示に対応
iOS 26 の Safari は初めて HDR 画像の表示をサポート。
より広いダイナミックレンジ、広色域、鮮やかでリアルな色再現が可能となり、iPhone の Super Retina XDR ディスプレイの性能を存分に活かせます。
4. SVGア イコン対応
Safari のインターフェースでSVG形式のアイコンが利用可能になりました。
スタートページ、Web アプリ、タブ、メニューなどに使用でき、PNG と比べて解像度に依存せず拡大縮小しても劣化しないため、様々なサイズでの表示に適しています。
5. WebGPU 技術の導入
従来の Safari は WebGL 技術を使用していましたが、iOS 26 ではよりモダンな WebGPU を採用。
WebGL に比べ、命令伝達やリソース管理が効率的で、Metal API を直接利用でき、中間変換の負荷を軽減。これにより、同じハードウェアでも高フレームレート・高精細描画を実現し、CPU 負荷や消費電力も低減します。
6. デジタル証明書 API 対応
iOS 26 の Safari は W3C 策定の「デジタル証明書 API」に対応。これにより、ウェブサイトがApple ウォレット経由で運転免許証、学生証、年齢証明などの本人確認書類を要求・検証できます。情報共有には Face ID または Touch ID による認証が必要で、利用者の同意が必須です。
サイトは必要最小限の情報しか取得できず(例:18歳以上かどうか)、生年月日や個人情報全体は開示されません。この「データ最小化」の原則により、プライバシー保護が強化されています。
7. プライバシー保護の強化とクロスサイト追跡対策
「フィンガープリント追跡」は、解像度、OSバージョン、フォント、プラグインなどを収集し、ユーザーごとの固有 ID を生成して追跡する技術です。
iOS 26 の Safari では、この追跡を防ぐための対策が追加されました。
- 既知のフィンガープリント用スクリプトをブロック
- 長期保存を制限(長期間のCookieやストレージを防止)
- URL パラメータによる追跡を阻止
つまり、ウェブサイトがあなたの端末を特定しにくくなり、広告主や第三者によるクロスサイト追跡が困難になります。
8. 「サイトの問題を報告」機能
Safari のアドレスバー左側にあるページメニュー(…)から「サイトの問題を報告」を選択可能に。閲覧中のページで問題が発生した場合、情報を Apple へ送信し Safari 改善に役立てられます。
まとめ
iOS 26 の Safari は大規模ではないものの、多くの改善が施されています。Apple 純正ブラウザとして、エコシステムとの親和性が高く、他のシステム機能やデバイスとの連携もスムーズ。まだ使ったことがない人も、この機会に試してみる価値があります。
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