約1か月以上の開発者向けテストを経て、本日（7 月 22 日）の未明に Apple は iOS 18.6 RC（リリース候補）版を公開しました。
このバージョンで重大な不具合が見つからなければ、来週にはこのまま正式版として全世界に配信される予定です。そこで今回は、iOS 18.6 に追加された6つの新機能と変更点を一足早くご紹介します。
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1. Apple Car Key が 4.0 に進化
Apple は 2020 年から「ウォレット」アプリにて Apple Car Key（デジタル車の鍵） を提供しており、iPhone や Apple Watch を使って車のロック／アンロック／エンジン起動が可能です。
今回の iOS 18.6 では、車両接続コンソーシアム（CCC）の規格更新に合わせて Apple Car Key が 4.0 にアップグレード。
詳細な仕様は公開されていないものの、遠隔操作で車のエアコンやトランクを開閉できる機能が追加され、従来の車載アプリよりも省電力で操作できるとの海外報告があります。
2. EU 向けにサードパーティ製アプリストアの使用がより簡単に
EU の「デジタル市場法（DMA）」への対応として、iOS 18.6 ではサードパーティ製アプリやアプリストアの導入手順がより簡潔になりました。まるで公式 App Store を利用しているかのようなシームレスな操作体験を提供します（EU 圏内のみ）。
3. HomeKit の旧スマートホーム構成を自動アップデート
今年秋以降、Apple は旧バージョンの HomeKit スマートホーム構成のサポートを終了します。iOS 18.6 をインストールすれば、旧構成が自動的に最新バージョンへアップグレードされるようになります。
ただし、新構成は iOS 16 以降が必要となるため、それ未満のOSではスマートホーム機能が使用できなくなる可能性があります。
4. パフォーマンスと安定性の向上
これまでのベータテストを通じて、システムの反応速度や滑らかさが大幅に改善されたというユーザー報告が多数寄せられています。
アプリの切り替えや操作のレスポンスがスムーズになり、発熱も抑えられているとの声が多く見られました。
5. iOS 18.6 のコードに「AirTag 2」のヒントが
iOS 18.6 Beta 2 の内部コードには、次世代トラッカー 「AirTag 2」 に関する記述が見つかりました。これにより、AirTag 2 は 今秋の iPhone 17 発表イベントで同時発表される可能性が高まっています。
現在の情報を元に予想される AirTag 2 の主な特徴は以下の通りです：
- 外観や防水性能（IP67）、バッテリー（CR2032）などは現行と同様。
- 新しい U2 超広帯域チップを搭載し、精度と検出範囲が向上。
- スピーカーの改良により、音量アップと取り外し対策を強化。
- visionOSとの連携により、ARを活用した捜索機能を追加予定。
- 価格は据え置きで1個約 4,500 円前後になる見込み。
当初は 2025 年中頃の発売と予測されていましたが、WWDC 2025 では発表がなかったため、2025 年 9 月の秋イベントでの登場が最有力です。
6. その他の iOS 18.6 細かい更新点
- Wi-Fi および Bluetooth 接続の安定性を改善
- モデムファームウェアの更新により、モバイル通信の信頼性向上
- CarPlay の接続・使用時のバグ修正
- その他、システム全体のセキュリティ向上と不具合修正
正式版 iOS 18.6 の配信は来週火曜未明か
RC 版が配信されたということは、来週のテストで問題がなければこのまま正式版としてリリースされる流れになります。
例年の傾向から考えると、リリース時間は日本時間で火曜の深夜 2 時ごろになる見込みです。
また、iOS 26 の正式版は9月中に登場予定です。こちらもぜひお楽しみに！
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