Tmoney と Apple の動きは驚くほど早く、6月中旬に Apple Pay への対応が発表されたばかりですが、本日(7月22日)には早くも正式にサービスが開始されました!
すでに「ウォレット」アプリから韓国の Tmoney 交通カードを追加できるようになっており、Apple Pay を通じてチャージ&利用が可能です。ただし現時点では韓国発行のクレジット/デビットカードでしかチャージできないため、海外ユーザーにとっては少し不便かもしれません。
本記事のポイントまとめ
- 韓国の Tmoney 交通カードが Apple Pay に正式対応、「ウォレット」アプリから追加可能に。
- チャージは韓国のクレジット/デビットカードのみ対応。
- 物理カード(実体カード)は Apple ウォレットに登録不可。
- 自動チャージなどの便利機能も搭載。
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Tmoney Apple Pay 版、ついに登場!「自動チャージ」機能も
現在、「ウォレット」アプリを開いて右上の「+」をタップ →「交通系 IC カード」を選択すると、「Tmoney」の追加オプションが表示されます。
対応端末:
- iPhone XS/XR 以降(iOS 17.2 以上)
- Apple Watch Series 6 以降(watchOS 10.2 以上)
Tmoney Apple Pay 版の3つの注目ポイント
1. エクスプレスモード(Express Mode)対応
- Face ID や Touch ID、端末のロック解除なしでタッチするだけで決済完了。
- 低電力モード中でも使用可能。
- iPhone XR/XS 以降の端末では、バッテリー切れで電源オフ後も最大5時間は利用可能。
- 韓国ユーザーによると、日本の Suica や PASMO と同様、改札での反応も非常にスムーズとのこと。
2. 自動チャージ機能が初登場
- 残高が設定した金額を下回ると、自動で Apple Pay を通じてチャージされる。
- チャージ額や残高の閾値(しきいち)は自分でカスタマイズ可能。
3. セキュリティとプライバシー保護
- すべてのデータは暗号化され、iPhone/Apple Watch 内のセキュアエレメント(Secure Element)に保存。
- Apple は交通履歴や支払い情報を追跡しない設計。
Tmoney は韓国で最も広く使われる交通カード
Tmoney は韓国で最も普及している交通ICカードで、ソウル、釜山、仁川、大邱、光州、済州島などの都市で地下鉄、バス、鉄道、タクシーに使用可能。さらに、一部のコンビニ、飲食店、自動販売機などでも少額決済に対応しています(一部の地方バスやタクシーは非対応)。
詳細な利用エリアは公式サイトをご覧ください:
👉 Tmoney公式サイト
日本ユーザーは注意:チャージは韓国カードのみ対応
ただし、現在 Tmoney の Apple Pay チャージは韓国発行のカードのみ対応しており、日本ユーザーは簡単にチャージできません。また、物理カードは Apple ウォレットに登録できないため、海外からの利用はやや手間がかかります。
日本ユーザー向け:回避方法2つ(暫定)
一部の日本ユーザーからは、以下のような回避策も共有されています:
- Tmoney アプリで空のカードを作成 → 韓国のコンビニで現地チャージ
- 別のスマホを使い、DAEM DAEM アプリでチャージを代行
これらの方法については現在検証中です。うまくいけば、改めて詳しい手順を解説記事として公開予定です。
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