Apple は本日、一気に10製品を「ビンテージ製品」および「オブソリート製品(修理対象外)」リストに追加しました。これらはすでに5年以上前に販売終了となった製品で、今後の修理が困難になる可能性があります。中でも注目されるのは、独特なデザインで知られる 2013 年のフラッグシップデスクトップ「Mac Pro」と、初代の縦型ベゼルデザインを採用した「iPad Pro」です。
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新たに「ビンテージ製品」に追加された 6 製品
Apple は通常、販売終了から 5〜7 年が経過した製品を「ビンテージ製品」とし、部品の在庫がある限り修理サービスを提供します。ただし、部品の追加生産は行われないため、在庫が尽きた場合は修理できなくなります。
今回、新たにビンテージ製品に追加されたのは以下の 6 製品です:
- iPhone 8(128GB モデル)
- 2019 年製 13 インチ MacBook Air
- 2019 年製 iMac
- 2018 年製 11 インチ iPad Pro
- 2018 年製 12.9 インチ iPad Pro
- 2013 年製 Mac Pro
特に注目すべきは、2018 年の iPad Pro シリーズです。これらは iPad Pro の初代ではありませんが、初めてホームボタンを廃止し、Face ID と全画面ディスプレイを採用したモデルであり、縦型ベゼルデザインへの転換点となりました。このデザインは、その後の iPhone や MacBook シリーズの設計にも大きな影響を与えました。
また、2013 年の Mac Pro は、発売当時その大胆な筒型デザインが話題となりました。従来のタワー型とは異なり、縦長のシンプルなスタイルが印象的でしたが、拡張性や冷却性能の面で不満の声も多く、「骨壺」や「ゴミ箱」などと揶揄されることもありました。
新たに「オブソリート製品」に追加された 4 製品
さらに、以下の 4 製品が「オブソリート製品」に指定されました。これらは通常、販売終了から 7 年以上が経過した製品であり、部品の在庫の有無にかかわらず、すべての修理サポートが終了します。
- AirPort Extreme(802.11ac)
- AirPort Express(第2世代)
- AirPort Time Capsule(2TB)
- AirPort Time Capsule(3TB)
AirPort Extreme は、802.11ac に対応した高機能な Wi-Fi ベースステーションで、同時デュアルバンドの無線ネットワーク機能を備えています。一方、AirPort Express はより小型な Wi-Fi ベースステーションで、こちらも人気の製品でした。これらは 2018 年に販売終了となっています。
AirPort Time Capsule は、無線ルーターと内蔵ハードディスクを搭載し、Mac の Time Machine による自動バックアップを無線で行える製品でした。こちらも同じく 2018 年に販売終了となりました。
これら AirPort シリーズは、ユーザーからの評価も高かったものの、Apple は 2016 年以降、Apple TV や HomePod などの製品ラインに注力する方針に変更し、さらにルーター市場は 利益率が低く、サポートコストが高いこともあり、最終的にすべての AirPort 製品を終了することとなりました。
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