Apple は本日(5月13日)、iOS 18.5 の正式版をリリースしました。
すでに iOS 18 は開発終盤に入り、来月の WWDC 2025 では新たな「iOS 19」が正式発表される予定。そのため今回は大規模なアップデートというよりも、小さな新機能の追加やバグ修正が中心となっています。
本記事では、iOS 18.5 に追加された主な新機能9項目をピックアップし、修正されたバグの詳細もまとめて紹介します。
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新しい壁紙だけでアップデート項目にするのは少し強引に感じるかもしれませんが、この壁紙は iOS 18.5 にアップデートしないと使えない特別仕様です。
Apple は毎年6月の「プライド月(LGBTQ+ 支援月間)」に合わせて、カラフルなレインボー壁紙を提供しており、今回は iOS 18.5、iPadOS 18.5、watchOS 11.5 にて同時配信されました。
iOS 18.5 以降、子どもがスクリーンタイムのパスコードを解除した場合、同じファミリー共有グループに属する保護者に通知が届くようになりました。これにより、設定した使用時間制限や App の制限が変更される可能性をすぐに把握できます。
これまでは Apple TV 本体でのみ可能だった「iPhone での決済認証」が、iOS 18.5 以降はサードパーティ製スマートテレビ(Apple TV 機能内蔵)でも対応しました。
以前のベータ版(iOS 18.4)で一時登場し話題となった、「背面タップでバナー通知」がついに正式復活。
背面タップをトリガーに設定していると、実行時に画面上部に小さな通知バナーが表示され、アクションが完了したことが分かりやすくなります。
これまで iPhone 14 以降のみ対応していた通信キャリアによる衛星通信機能が、ついに iPhone 13 mini、13、13 Pro、13 Pro Max にも拡張されました。
T-Mobile × SpaceX の Starlink を使ったサービスで、通信圏外でも衛星経由でメッセージ送信が可能になります(対応プラン契約が必要)。
iOS 18.5 ではメールアプリに新しいオプションが追加され、送信者ごとの分類や連絡先の写真表示の ON/OFFなどの設定が可能に。
iOS 18.5 では AppleCare や保証状況がより詳細に表示されるようになり、有効期限、端末名、シリアル番号、受けられるサポート内容 などがひと目で確認できます。
iOS 18.5 から、一部の通信事業者による 5G SA(スタンドアローン)モード に対応しました。
これは 4G を併用せず、純粋な 5G ネットワークのみで動作するため、遅延の少なさ・応答速度・安定性の面で優れた性能を発揮します。
中国市場向けの iPhone では、修理で交換された部品が中古である場合、「二手」と明記されるようになりました。ユーザーが購入前や修理後に部品の状態を正確に把握できるようにする取り組みです。現時点では中国限定の表示です。
起動時に画面が黒くなる問題を修正
FaceTime:ミュートが効かない問題や、受信側のクラッシュ問題を修正
メモリ破損、Type Confusion、悪意のあるページによるクラッシュ、クロスオリジン情報漏洩 など計9件の脆弱性を修正
一部の車両で Podcast が再生されない不具合を修正
派手な新機能は少ないものの、実用性の高い機能改善が多数含まれているのが iOS 18.5 です。iPhone 13 への衛星通信拡張、5G SA 対応、Apple TV 決済拡張、保証情報の充実、Apple Intelligence によるメール整理など、多方面に渡って利便性が向上しました。
そして何より、セキュリティ・安定性の面で20件以上のバグが修正されている点は見逃せません。
まだアップデートしていない方も、今回の iOS 18.5 は早めの適用を検討する価値ありです。
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