Apple は 3 月 4 日、新型 M3 iPad Air の発表と同時に、エントリーモデルの iPad もアップデート しました。
今回のアップグレードの最大のポイントは A16 Bionic チップへの変更 であり、ストレージの最小容量が 128GB に増量 されたことも特徴です。
ここ数年、Apple はチップのみをアップデートした iPad に関して、モデル名の後ろにチップ名を付ける命名ルール を採用しています。
今回の iPad も 「iPad(A16)」 という名称になりましたが、Apple の公式サイトでは 「iPad-11」 と表記されているため、事実上の iPad 11 世代モデル と考えることができます。
今回の iPad の最大のアップグレードは A16 Bionic チップの搭載 です。ただし、Apple のおなじみの「調整(カット)」が施され、以下の構成となっています。
これにより、前世代と比べてパフォーマンスは向上 しましたが、A16 の本来の性能よりは抑えられている ことがわかります。
重要なポイントとして、iPad(A16)は「Apple Intelligence」に対応していません。
これは、A16 Bionic チップが 6GB RAM しか搭載していないため、Apple Intelligence の動作基準を満たしていないからです。
そのため、AI 機能をフルに活用したい場合は、iPad Air 以上のモデルを選ぶ必要があります。
基本的に、チップの変更以外の仕様はすべて前世代と同じ です。
Apple は今回、ストレージの最小容量を 128GB に増量 しつつ、価格を 58,800 円~ に据え置き ました。
以下に、ストレージ別の価格一覧 をまとめました。
モデル | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
iPad(A16)Wi-Fi | 58,800 円 | 74,800 円 | 110,800 円 |
モデル | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
iPad(A16)LTE | 84,800 円 | 100,800 円 | 136,800 円 |
iPad(A16)は、基本的に「チップ強化版 iPad 10」 という立ち位置で、A16 チップの搭載によってパフォーマンスは向上したものの、大きな変化はない という印象です。
Apple Intelligence を使いたい場合は、iPad Air 以上のモデル を検討する必要があります。
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