新しい iPad mini 7 は、外観デザインに変更はありませんが、「縮小版」A17 Pro チップを搭載し、Apple Intelligence に対応することが大きな特徴です。最近公開されたベンチマークサイトGeekbench のデータによると、GPU コアが1つ削減されているものの、性能の低下はわずか4.6% で、iPad mini 7 が 8GB のメモリを搭載していることも確認されました。
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iPad mini 7 の性能テスト:GPU 性能はわずか 4.6% の低下
iPad mini 7 に搭載されている A17 Pro チップは、iPhone 15 Pro に搭載されているフル版 A17 Pro ではなく、GPU コアが1つ減った「縮小版」です。ただし、削減されたのは GPU コアのみで、CPU コアの数や、ハードウェアレベルのレイトレーシング、動的キャッシュ、ハードウェアアクセラレートメッシュシェーディングなど、他の機能はそのままです。
Geekbench に掲載された新しい識別コード「iPad 16,2」のデータが、今回の iPad mini 7 の性能を示していると考えられます。この識別コードは新しい iPad のものであり、A17 Pro と記載されていることから iPad mini 7 の結果であることが確認できます。
以下は、前世代の iPad mini 6 や iPhone 15 Pro との性能比較です:
CPUシングルコア | CPUマルチコア | GPUスコア | |
iPad mini 7 | 2,833 | 6,986 | 25,843 |
iPad mini 6 | 2,121 | 5,367 | 19,486 |
iPhone 15 Pro | 2,888 | 7,169 | 27,144 |
CPU 性能については、最大周波数が 3.78GHz で、コア数も同じため、iPad mini 7 と iPhone 15 Pro の結果はほぼ一致しています。A15 Bionic 搭載の前世代と比較すると、CPU シングルコアスコアは約 34%、マルチコアスコアは約 30% 向上しています。
GPU の性能:4.6% の差はほぼ無視できるレベル
GPU コアが1つ減っているにもかかわらず、iPad mini 7 の GPU 性能は iPhone 15 Pro と比べてわずか 4.6% の低下にとどまっています。このため、A17 Pro の縮小版でも、日常の利用には全く問題がないと言えます。Web ブラウジング、SNS の利用、電子書籍の閲覧、マルチウィンドウでのアプリ操作、メモ取り、ゲーム、動画編集など、幅広い用途に対応する十分な性能を持っています。
メモリ 8GB にアップグレード:Apple Intelligence に対応
Geekbench のデータによって、iPad mini 7 のメモリが 4GB から 8GB に増加していることも確認されました。この 8GB メモリにより、Apple Intelligence 機能に対応するほか、アプリの多重起動時にもスムーズな操作が可能になり、バックグラウンドアプリが頻繁に終了される「バックグラウンドキル」の問題も軽減されます。
iPad mini 7 には「ステージマネージャ」機能は非対応
ただし、A17 Pro と 8GB メモリが搭載されているにもかかわらず、Apple は iPad mini 7 で「ステージマネージャ」機能を開放しないようです。これは、iPad mini 7 の用途を「電子書籍リーダー」「手帳代わりのデバイス」や「ゲーム機」として位置づけているためかもしれません。
まとめ
iPad mini 7 は、見た目の変化はありませんが、内部のチップ性能とメモリが強化され、日常のあらゆる用途に対応できるモデルとなっています。A17 Pro の縮小版でも実用性に影響はなく、ゲームや SNS の利用も快適です。Apple Intelligence にも対応するため、より高度な操作が求められるユーザーにも適しています。
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