これまで、Apple Watch の「転倒検出」機能が命を救った事例が数多く報告されていますが、今回は「心電図」機能が大きな役割を果たし、海外で妊婦が心臓の問題を発見し、迅速に病院に運ばれて救命されたという話です。母子ともに命が助かる結果となりました。
ここでは、Apple Watch の心電図機能による救命ストーリーを紹介し、あわせて Apple Watch の心電図機能の使い方についても解説します。
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Apple Watch の心電図機能、妊婦の心臓問題を発見
アメリカのサンディエゴの放送局による報道によれば、近年、妊婦が Apple Watch などのウェアラブルデバイスを使用して、心筋炎や胎盤早期剥離などの健康状態を監視するケースが増えています。現地の医師によると、診察時に患者が Apple Watch のデータを共有して、診断の助けとなることが多いとのことです。
この Apple Watch による救命事例は 2022 年に発生しました。あるアメリカの妊婦が、妊娠初期に頻繁に心拍が異常に速くなることを感じ、疲労や呼吸困難といった症状も現れました。そこで、彼女は Apple Watch の心電図機能を使用して検査を行い、「不確定」の結果が表示されましたが、心拍数が 150 回/分と非常に速いことが判明し、心電図アプリは医師の診察を勧めました。
妊婦はすぐにロサンゼルスの UCLA 病院に行き、医師により「心室性頻拍」と診断されました。このような心臓の問題は、適切な治療が行われない場合、心臓発作を引き起こす可能性があり、特に妊婦にとっては深刻です。
幸いにも、彼女は緊急帝王切開を受け、無事に女の子を出産しました。その後、彼女は投薬治療を開始し、さらには小手術を受けて心臓の問題を管理することになりました。
Apple Watch の心電図機能の使い方
ここでは、Apple Watchの心電図機能の使用方法について簡単に説明します。
Apple Watch の心電図機能対応モデル
- Apple Watch Series 4 以降のモデル(Apple Watch SE は対象外)。
心電図を使用する前の準備
- iPhoneが最新のiOSに更新されていることを確認します。
- Apple Watchが最新のwatchOSに更新されていることを確認します。
- Apple Watchをしっかり手首に装着します。
- 「心電図」機能は22歳未満のユーザーには使用できません。
- 測定時は、電磁干渉を避けるために、電源が入った電子機器から離れてください。
Apple Watch 心電図検査の手順
- Apple Watchで「心電図」アプリを開きます。
- 腕を安定した表面に置き、できるだけリラックスし、大きな動きをしないようにします。
- もう一方の手の指をデジタルクラウンに軽く置きます(押さないでください)。
- 30秒間の検査を待ちます。結果が表示され、結果はiPhoneの「ヘルスケア」アプリにも保存されますので、いつでも確認できます。
Apple Watch 心電図の注意点(非常に重要!)
- 「心電図」は心臓発作を検出することはできません。胸の痛み、圧迫感、息苦しさ、または心臓発作と思われる症状がある場合は、ただちに緊急医療を受けてください。
- 「心電図」は血栓や脳卒中を検出することはできません。
- 「心電図」は他の心臓関連の病気(高血圧、うっ血性心不全、高コレステロール、その他の不整脈など)を検出することもできません。
- 体調が悪いと感じた場合や症状が現れた場合は、医師に相談するか、すぐに病院を受診してください。
最後に、ウェアラブルデバイスで健康状態をモニターするのは非常に便利ですが、提供されるデータはあくまで症状の兆候を示すものであり、医師の診断に代わるものではありません。データの自己判断はせず、適時に専門的な医療のアドバイスを求めることをお勧めします。
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