昨年 iFixit が M3 MacBook Pro を分解した際、256GB のベーシックモデルが再び2つの SSD を搭載していることが発見されました。これにより、読み書き速度の低下問題が改善されました。
そして、先週発表された新しい M3 MacBook Air も同様に2つの SSD を搭載しており、M2 と比較して書き込み速度も読み取り速度も明らかに向上しています。つまり、256GB モデルを購入するユーザーは、読み書き速度の低下を心配する必要がないということです。
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M2 モデルにおける SSD の読み書き速度低下の問題
この「SSDの読み書き速度低下」問題は、最初にM2 MacBook AirとM2 MacBook Proで発生しました。NAND フラッシュメモリの数が読み書き速度に影響を与え、数が多ければ多いほど読み書きチャネルが増え、同時に実行できる読み書き操作が多くなるため、読み書き速度が速くなります。
M1 チップ時代には、単一の SSD 容量が 128GB であったため、256GB モデルでは2つの SSD(128GB + 128GB)が搭載されていました。しかし、M2 チップ時代には単一の NAND フラッシュメモリの容量が 256GB になったため、256GB モデルは SSD が1つだけとなり、2023 年に発表された M2 Pro、M2 Max では、512GB モデルも単一の SSD に変更されました。
この単一 SSD の構成は、M2 チップ搭載モデルの SSD 読み書き速度が M1 モデルよりも悪化する直接的な原因となりました。実際のテストでは、読み取り速度が 50% 遅く、書き込み速度が 30% 遅くなり、当時大きな論争を引き起こしました。結局、Apple は昨年発表された M3 MacBook Pro で再び2つの SSD 構成に戻しました。
M3 MacBook Air も2つの SSD 構成で、速度低下の心配なし
幸いなことに、海外の技術チャンネル Max Tech による分解と実験の結果、最新の M3 MacBook Air は 256GB、512GB ともに2つの SSD を搭載しており、M2 モデルと比較して読み取り速度が 82%、書き込み速度が 33% 向上していることが確認されました。
具体的な使用シーンで言えば、117.23GB の映画を M3 MacBook Air で保存するのに 4 分半しかかからず、M2 MacBook Air では 6 分半かかるため、SSD の単独構成と複数構成での読み書き速度の違いがどれほど大きいかがわかります。M3 MacBook Air を購入予定の方は、256GB モデルを安心して選択できます。
項目 | M2 MacBook Air | M3 MacBook Air |
---|---|---|
書き込み速度 | 1,584.3MB/s | 2,108.9MB/s |
読み取り速度 | 1,576.4MB/s | 2,880.2MB/s |
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