OpenAI は ChatGPT の音声機能をアップデートし、ユーザーが既存のチャット画面のまま音声で直接やり取りできるようになりました。対話履歴、画像、地図などもリアルタイムで同期表示され、よりスムーズに利用でき、作業の流れを妨げることもありません。
これまでは ChatGPT の「高度な音声モード」を使うと、新しい音声専用ウィンドウが立ち上がり、元のチャット画面を大きく覆ってしまいました。そのため、対話の文脈が途切れたり、もともとのチャット内容を引き継ぎにくいという不便さがありました。
今回のアップデートにより、ユーザーは既存のチャットルーム内でそのまま音声対話が可能になり、リアルタイムの文字表示や画像表示も通常どおり確認できます。地図や写真などの表示も継続されます。
この統合によって音声インタラクションがより直感的になるだけでなく、マルチタスクや作業フローでの効率も大きく向上します。
もし従来の「浮かぶ音声バブル」スタイルに慣れている場合でも心配はいりません。「設定 ➝ 音声モード ➝ 分離モード」から、従来の独立した音声インターフェースに切り替えることができます。
このオプションは現時点で ChatGPT のウェブ版とモバイルアプリの両方で利用可能で、最新版にアップデートすれば使えるようになります。
今回の音声機能の統合は、OpenAI が最近行った複数のアップデートの一部です。近頃追加された主な新機能は次のとおりです。
総じて今回の音声モード改善は、音声切り替え時に会話が途切れがちだった従来の欠点を解消するものです。話しながら調べ物をする日常の作業や、音声操作を好むユーザーにとって、明確なユーザー体験の向上といえます。もしまだ音声モードを試していないなら、今が良いタイミングでしょう。
もっと読む
OpenAI、ChatGPT-5.1 を公開：2つのモードで会話が進化