Apple は iOS 26.1 の配信からわずか1日足らずで、次の開発者向けバージョン「iOS 26.2 Beta 1」を公開しました。まだベータ版ながら、日常で役立つ実用的な変更が多く含まれています。ここでは、その中でも注目の9つ(+α)のポイントを紹介します。
ロック画面の時計表示に「Liquid Glass」エフェクト調整機能が追加され、スライダーで透明度を自由に変更できるようになりました。
ほとんど透明な状態から、すりガラスのような効果まで細かく設定可能。
また「ソリッドモード」を選択すれば、ガラス効果をオフにして文字をくっきり表示できます。文字色のカスタマイズも引き続き利用可能です。
iOS 26.2 のコード内で新しい AirDrop 設定が確認されました。連絡先に登録されていない2人のユーザーが PIN コードを交換することで、AirDrop の有効期間を最大 30 日間に延長できるというもの。現在はデフォルトで10分間のみ有効ですが、特定の相手と頻繁にファイルを共有する人にとっては便利な変更です。
「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオとビジュアル」に新オプション「通知時に画面をフラッシュ」が追加されました。
通知を受け取ると画面が一瞬光ってから暗くなります。これまではLEDライトのみの点滅でしたが、今後は画面フラッシュも併用可能です。
パスワード設定画面に、「自動保存しないサイト」を管理できる新機能が追加。特定の Web サイトに対して、ログイン情報を保存しないよう指定できます。
現時点では一部地域でのみ有効な可能性があります。
リマインダーに「緊急」設定を追加することで、アラーム形式の通知が利用可能に。通知が鳴ると、「スヌーズ」「スワイプで終了」が表示され、スヌーズを選ぶとロック画面にカウントダウンと「完了」「再スケジュール」ボタンが表示されます。従来の通知とは異なり、ブルー系のデザインで視認性が向上しています。
Podcast アプリが大幅に進化。
ヘビーユーザーにとって、情報整理と復習がよりスムーズになりました。
地震や災害などの緊急警報が、ユーザーの位置情報に基づいてより正確かつ迅速に通知されるようになります。
iPhone および Apple Watch の「睡眠スコア」アルゴリズムが見直され、ユーザーの体感に近い評価となりました。
新しいスコア区分は以下の通り:
スコアは睡眠時間、就寝時刻、中断回数などをもとに算出されます(満点100点)。
AirPods のリアルタイム翻訳機能がついにEU地域でも利用可能に!
対象機種は AirPods Pro 3 / Pro 2 / AirPods 4(ANC 搭載モデル)で、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・日本語・韓国語など多数の言語をサポート。
EU のデジタル市場法に対応するため延期されていましたが、ついに正式リリースとなりました。
iOS 26.2 は大型アップデートではありませんが、日常的に役立つ細部が丁寧に磨かれています。
リマインダーのアラーム化や Podcast 改善、睡眠スコアの見直しなど、ユーザーが“実際に使って感じる”最適化が満載です。
開発者向けベータはすでに公開中で、正式版は 12 月 9 〜 16 日頃に配信予定。iOS 26 対応のすべての iPhone で利用可能になります。
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