AirDrop は Apple のエコシステム内で非常に便利なファイル共有機能ですが、Bluetooth と Wi-Fi に依存しているため、速度に限界があり、接続が不安定になることもしばしばあります。実際に AirDrop の不調で困った経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんなときにおすすめしたいのが、AirDrop の「有線接続」モードです。実は AirDrop は、ケーブルを使って送信することで、より安定して高速なファイル転送が可能になるんです。特に大容量ファイルを送る際には、この方法がとても役立ちます。
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AirDrop 有線接続のメリット・デメリット
「AirDrop の有線接続」は、名前の通り、ケーブルを使って AirDrop を行う方法です。通常の無線 AirDrop と比べて、以下の 2 つの大きなメリットがあります:
- 電波の影響をほとんど受けないため、接続が安定し、転送が途中で途切れる心配がない
- 条件が合えば大容量ファイルもより高速に送れる
一方で、デメリットとしては以下の点が挙げられます:
- 十分な速度に対応したケーブルが必要
- ケーブル接続が必要なので柔軟性に欠ける
とはいえ、転送時間を大幅に短縮できるという点では、非常におすすめの方法です。
AirDrop 有線接続の使い方
AirDrop の有線接続はとてもシンプルです。基本的には通常の AirDrop の手順と同じですが、ファイルを共有する前に、2 台のデバイスをケーブルで接続しておく必要があります。
操作手順:
- USB ケーブルで 2 台のデバイスを接続する
- 共有したいファイルを選択
- 共有ボタンをタップして「AirDrop」を選ぶ
- 転送先のデバイスを選択
- 有線での AirDrop 転送がスタート
転送が開始されると、iPhone の Dynamic Island に「有線接続使用中」と表示されるので、正しく接続されていることがわかります。
実際に速度はどれだけ違う?AirDrop 有線接続のテスト結果
実際にどれくらい速くなるのか気になる方も多いと思いますので、私の実測結果を共有します。
送信内容:ProRes 動画ファイル 2 本(合計 約 8.3GB)
送信元:iPhone 15 Pro、受信先:M2 iPad Pro
AirDrop の種類 | 転送時間 |
---|---|
無線 AirDrop | 1分48秒 |
有線 AirDrop(Thunderbolt 3 ケーブル・最大 40Gbps) | 50秒 |
有線 AirDrop(純正充電ケーブル・最大 480Mbps) | 3分33秒 |
ご覧の通り、使用するケーブルの性能が速度に大きく影響します。高速な転送を目指すなら、USB 3 以上に対応したケーブルを用意するのがベストです。
AirDrop 有線接続のまとめ
今回は、あまり知られていない AirDrop の有線接続テクニックをご紹介しました。
ケーブル選びに少し手間がかかるとはいえ、正しいケーブルを使えば大幅に転送時間を短縮でき、操作も簡単で安定性も高いため、誰でもすぐに使いこなせます。
今後、大容量ファイルを転送する機会があったり、無線の不安定さを避けたい場面では、ぜひ一度この AirDrop 有線接続を試してみてください。快適で確実なファイル共有体験ができること間違いなしです!
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