先日、多くのユーザーが iPadOS 17.7.7 にアップデートした後にアプリの不具合が頻発して困っていると報告していました。
たとえば、よく使うアプリを開くたびに再登録やチュートリアルの再表示を要求されたり、アプリを閉じるたびに自動的にログアウトされるといった非常に煩わしい状況が続いていたのです。
実は iPadOS 17.7.7 は、iPadOS の最新版(18.5)に対応していない旧機種向けに Apple が提供したセキュリティ更新版でした。
目的は 29 件もの脆弱性を修正することだったのですが、思わぬバグを引き起こしてしまい、Apple はすぐに 17.7.7 の配信を停止。その後、修正を加えた iPadOS 17.7.8 を 5 月 20 日に正式公開しました。
ポイントまとめ
- Apple、iPadOS 17.7.8 を緊急リリースして前バージョンの不具合を修正
- 29 件の脆弱性(リモート操作・プライバシー漏洩・権限問題など)に対応
- アップデート対象の iPad モデルは以下の 3 機種:
- iPad Pro 12.9 インチ(第 2 世代)
- iPad Pro 10.5 インチ
- iPad(第 6 世代)
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iPadOS 17.7.8 の修正内容(推定)
Apple から詳細なアップデート内容は明かされていませんが、以下のような重大なセキュリティ問題の修正が行われたと見られます:
- リモートでコードを実行される恐れのある脆弱性:15件
- 個人情報の漏洩に繋がるリスク:8件
- アプリが本来持つべきでない権限を取得する可能性:6件
対象機種は?
今回のアップデートは、iPadOS 18.5 に対応していない旧型モデルを対象としています。対象機種は以下の通り:
- iPad Pro 12.9インチ(第2世代)
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad(第6世代)
これらのモデルは発売から7〜8年ほど経っており、最新OSへのアップグレードはできませんが、Appleは引き続きセキュリティ面でのサポートを行っています。
すでに 17.7.7 にしてしまった人は?
すでに問題のある 17.7.7 にアップデートしてしまった方でも、今回の 17.7.8 により問題が解消される見込みです。
アプリが強制ログアウトされたり、挙動が不安定だったという方は、安心して 17.7.8 にアップデートしてください。
アップデート後は、一度 iPad を再起動することで、よりスムーズに動作する可能性が高まります。
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