最新の iPhone を買うためにどれだけ働く?「iPhone 指数」で見てみましょう

GDP は依然として国の生産力を評価する重要な指標ですが、現代の経済学者や市場アナリストたちは、象徴的な指標を用いて経済状況を分析することが増えています。その中で注目されているのが、「ビッグマック指数」や、近年話題の「iPhone 指数」です。

「iPhone 指数」は、最新の iPhone を購入するために必要な労働日数を基準とした指標で、一国の消費者が iPhone を購入するためにどれほど働く必要があるかを示します。

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各国の消費者が iPhone 16 Pro を買うために必要な平均労働日数は?

調査会社 Picodi.com が昨年末に発表した 2024 年版の iPhone 指数によると、スイスの消費者はわずか 4 日分の労働収入で、地元での価格が 1049 スイスフラン(約 182,000 円)の iPhone 16 Pro(128GB モデル)を購入できます。スイスは数年間連続でトップの座を守っています。

iPhone 指數

2 位から 5 位には、アメリカ(5.1日)、オーストラリアとシンガポール(5.7日)、ルクセンブルク(6.1日)が続きます。一方、日本は第 23 位で、iPhone 16 Pro(128GB モデル)を購入するのに 12.4 日分の労働収入が必要です。

iPhone 購入に必要な労働日数が最も少ない国

順位 国/地域 平均労働日数
1 スイス 4日
2 アメリカ 5.1日
3 シンガポール、オーストラリア 5.7日
5 ルクセンブルク 6.1日

iPhone 購入に必要な労働日数が最も多い国

トルコは近年の急激なインフレの影響を受け、3 年連続で iPhone 購入に最も多くの労働日数が必要な国となっています。iPhone 16 Pro の価格は 370,000 円相当で、さらに値上がりが続いています。

しかし、前回の調査報告と比較すると改善が見られます。前回は 123.7 日分の労働収入が必要でしたが、今回は 72.9 日に短縮されています。

順位 国/地域 平均労働日数
47 トルコ 72.9日
46 フィリピン 68.8日
45 ブラジル 68.6日

アジア諸国との比較

アジアでは、シンガポールが 5.7 日で世界第 3 位となり、アジアで最も良い結果を出しています。

国/地域 順位 平均労働日数
シンガポール 3 5.7日
韓国 17 9.7日
香港 22 10.4日
日本 23 12.4日
台湾 31 18.3日
中国 39 24.7日
マレーシア 40 25.3日
タイ 42 42.3日
ベトナム 44 53.1日

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