Apple がリリースした iOS 18.2。このアップデートでバッテリー消耗が増えるのではないか?と心配する方も多いでしょう。海外の YouTube チャンネル「iAppleByte」では、6 種類の iPhone を使って、iOS 18.2 アップデート後のバッテリー性能を実際に検証しました。
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今回テストに使用された6種類のiPhoneのバッテリー容量と健康度は以下の通りです:
iPhoneモデル | バッテリー容量 | 健康度 |
---|---|---|
iPhone 15 | 3,349mAh | 100% |
iPhone 13 | 3,227mAh | 90% |
iPhone 12 | 2,815mAh | 90% |
iPhone 11 | 3,110mAh | 91% |
iPhone XR | 2,942mAh | 89% |
iPhone SE 2020 | 1,821mAh | 86% |
※テストでは、画面の自動輝度調整機能をオフにし、明るさの変化が結果に影響しないよう設定しています。
最初にバッテリーが切れたのは、最もバッテリー容量が小さく、健康度も低い iPhone SE 2020。使用時間はわずか 3 時間 23 分でした。次にシャットダウンしたのは iPhone XR で、使用時間は 4 時間 33 分でした。
続いてシャットダウンしたのは iPhone 11 で、持続時間は 5 時間 27 分。その後、容量がやや小さい iPhone 12 が 5 時間 40 分でバッテリー切れとなりました。
今回のテストで最も注目すべきは iPhone 15 の持続時間です。新しいモデルであり、バッテリーの健康度が高いこともありますが、iPhone 11 と比較してバッテリー容量が約 400mAh 大きいだけで、持続時間は 10 時間 47 分と、他の機種の2倍以上でした。
一方、iPhone 13 のバッテリー持続時間は 6 時間 02 分でした。
以下は、iOS 18 と iOS 18.2 のリリース時に行われたバッテリーテストの比較表です。ほとんどの機種で持続時間に大きな差はありませんが、iPhone XR は約1時間ほど短くなっています。
iOS 18.2 | iOS 18 | |
iPhone 15 | 10 時間 47 分 | 10 時間 09 分 |
iPhone 13 | 6 時間 02 分 | 6 時間 31 分 |
iPhone 12 | 5 時間 40 分 | 5 時間 51 分 |
iPhone 11 | 5 時間 27 分 | 5 時間 01 分 |
iPhone XR | 4 時間 33 分 | 5 時間 26 分 |
iPhone SE 2020 | 3 時間 23 分 | 3 時間 19 分 |
このデータは各 iPhone ユーザーが iOS 18.2 にアップデートする際の参考用であり、機種間の比較を目的としたものではありません。
ユーザーから集めたフィードバックによると、約 60% の人が「iOS 18.2 にアップデート後も特にバッテリー消耗を感じない」と回答しました。一方、34% の人は「消耗が増えた」と感じています。この情報を参考に、アップデートするかどうか検討してみてください。
アップデート直後にバッテリー消耗を感じた場合、1〜2 日様子を見ることをおすすめします。アップデート後は、システムがバックグラウンドでインデックス作成や整理を行うため、一時的にバッテリー消耗が増える場合があります。
「バッテリー容量が大きいほど持続時間が長い」と思われがちですが、それだけが決定的な要因ではありません。
例えば、iPhone XR(2,942mAh)は iPhone 12(2,815mAh)より容量が大きいにもかかわらず、持続時間は短くなっています。一方、iPhone 15 は iPhone XR より 400mAh 大きいだけですが、持続時間は2倍以上に達しています。
これにはチップの効率性が大きく関係しています。iPhone 15 は 3nm プロセスチップを採用しており、電力消費が少ない設計です。また、バッテリー健康度が100%という点も、持続時間を延ばす要因の一つです。
iOS 18.2 へのアップデートは多くの改良をもたらしますが、個々の使用状況に応じてアップデートするかどうかを判断してください。
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