ここ数年、M シリーズチップの飛躍的な性能向上と Apple 製品間の連携強化により、Mac のアップデートに注目するユーザーが急増しています。
そんな中、次期 Mac 用 OS「macOS 16」が 2025 年 6 月 10 日(日本時間)に開催される WWDC で正式発表される予定です。本記事では、現在判明している対応機種・新機能・新デザイン・アクセシビリティ機能などの情報をまとめてご紹介します。
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macOS 16 の対応機種は?Intel Mac はどうなる?
2023 年以降、Mac 製品はすべて M シリーズチップへ移行しつつあり、Intel Mac への対応は段階的に縮小されています。
現時点では、macOS 16 の対応機種について2つの説があります:
- 完全に Intel Mac を切り捨て、M シリーズ搭載 Mac のみをサポート
- macOS 15 と同じ対応リストを維持し、macOS 16 が Intel Mac 最後の対応 OS となる可能性も
もし後者であれば、以下の Mac モデルは macOS 16 にアップデート可能と見られます:
- iMac:2019 年以降
- iMac Pro:2017 年以降
- Mac Studio:全モデル
- Mac mini:2018 年以降
- Mac Pro:2019 年以降
- MacBook Air:2020 年以降
- MacBook Pro:2018 年以降
ただし「アップデート可能」=「新機能が使える」というわけではありません。最近の macOS 新機能は M シリーズチップ限定となっていることが多いため、最新体験を求めるなら M シリーズ搭載 Mac への移行が推奨されます。
デザイン刷新:iOS/iPadOSとの統一感がさらに強化?
Apple は全デバイスでの体験の一貫性を重視しているため、macOS も iOS 19 と同様に「丸みを帯びたミニマルデザイン」へ刷新される可能性があります。
- UI 要素の角丸化
- フローティング感のあるレイアウト
- 半透明エフェクト
- レイヤー構造を強調した立体感のある表示
といった、より落ち着いたユーザー体験が期待されています。
macOS 16 の新機能まとめ
公共 Wi-Fi のログイン情報を同期
Bloomberg の Mark Gurman 氏によると、iOS 19 では公共 Wi-Fi のログイン情報を Apple ID 間で自動同期する機能が搭載される見込みで、macOS 16 にも同機能が統合されると予想されます。
- 一度 iPhone で Wi-Fi 接続すれば、同じ Apple ID の Mac や iPad でも再入力不要
- ホテルやオフィスなど、面倒な Wi-Fi 接続が一瞬で完了
Apple Intelligence:Gemini 統合の可能性
Google の Sundar Pichai CEO が、Tim Cook 氏との AI 協議をすでに進めていたことを証言しており、今後 Gemini が Apple Intelligence に統合される可能性が高まっています。
つまり、将来的には ChatGPT に加え、Gemini も選択可能な AI アシスタントになるかもしれません。
AIバッテリー管理機能
Apple Intelligenceに「AI によるバッテリー最適化」が搭載される可能性も。
- ユーザーの操作習慣やアプリの消費電力を学習
- 必要に応じてアプリの負荷を自動で調整
- MacBook のバッテリー寿命や駆動時間を最適化
Siriの進化(開発中)
Siri の評価は必ずしも高くありませんが、Apple は以下の3つの主要機能の実装を進めているとされます:
- パーソナライズ Siri:ユーザーの利用習慣に基づいて提案や対応を最適化
- 画面認識機能:画面の内容を理解して、Siri がその上で操作を実行
- アプリ間の横断操作:Siri が複数アプリ間での操作を連携してこなす
macOS 16 のアクセシビリティ機能(確定)
Apple は macOS 16 でもアクセシビリティ機能を強化。以下の機能は確定済みです:
拡大鏡(Magnifier)
- iPhone や Mac のカメラと連動し、実際の書類や対象物を画面上で拡大表示
- デスクビュー機能にも対応し、書類などを読みやすく表示
- 明るさ/コントラスト/フィルター調整が可能
- 拡大した画面を保存・グループ化することも可能
Braille Access(点字対応)
- Braille 入力や点字ディスプレイに対応し、アプリの起動やメモ作成、BRF ファイル閲覧、数式(ネメス記法)の入力も可能
- リアルタイム字幕も点字表示に対応し、会話内容を点字に変換
Accessibility Reader(読みやすさ重視の表示)
- 任意のアプリや画面で文字サイズ・行間・フォント・配色を調整可能
- 音声読み上げ機能にも対応
- 拡大鏡と連携可能で、現実世界の文字を読み上げてくれる機能も
車酔い軽減機能(MotionCue)
- iPhone・iPad で好評だった「車両モーションキュー」が macOS にも導入
- 小さな点が画面上で反対方向に動くことで、乗り物酔いを軽減
発表時期と今後の流れ
- macOS 16 は WWDC 2025(6 月 10 日)で正式発表予定
- その後は約3ヶ月間のベータテストを経て、9〜10 月頃に正式版リリースされる見込みです。
正式リリースまでの期間中、私たちも macOS 16 の新機能をいち早く試し、使い方やレビュー記事を随時公開していきますので、ぜひご期待ください!
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