M4 MacBook Air 登場! M3 / M2 / M1 との違いを徹底比較!

M4 MacBook Air 登場! M3 / M2 / M1 との違いを徹底比較!

Apple は先日、新世代の M4 MacBook Air を正式に発表しました。個人的に、スペック・価格・機能のバランスを考えると、ここ数年で最もコスパの良い MacBook Air だと思います!

そこで今回は、M4 / M3 / M2 / M1 の 4 世代の MacBook Air の違いを比較 し、各モデルの進化ポイントを解説しつつ、どのモデルを選ぶべきかの購入アドバイス もお伝えします。

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M4 / M3 / M2 / M1 MacBook Air の主要スペック比較

まずは MacBook Air の 4 つの世代の違いを一覧表 にまとめました!後ほど、それぞれのモデルについて詳しく解説するので、まずは大まかな違いをチェックしてみてください。

モデル M4 MacBook Air M3 MacBook Air M2 MacBook Air M1 MacBook Air
デザイン 新デザイン(フラット&ラウンドエッジ) 旧ウェッジ型デザイン
サイズ 13インチ / 15インチ 13インチ
重量 13インチ:1.24kg
15インチ:1.51kg
1.29kg
チップ M4 M3 M2 M1
RAM(標準) 16GB 16GB / 8GB 8GB 8GB
SSD 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
ディスプレイ 13インチ:2560 × 1664
15インチ:2880 × 1864
500nits、P3広色域、True Tone
2560 × 1600
400nits、P3広色域、True Tone
フロントカメラ 12MP Center Stage(デスクトップビュー対応) 1080p FaceTime HD 720p FaceTime HD
スピーカー 13インチ:4スピーカー
15インチ:6スピーカー(バイブレーション抑制)
ステレオスピーカー
マイク 3マイクアレイ(ビームフォーミング対応)
キーボード フルサイズ 79キー、大きめのファンクションキー フルサイズ 79キー
ワイヤレス Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.3 Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.0
ポート MagSafe 充電 / Thunderbolt 4 × 2 / 3.5mm ヘッドホン(高インピーダンス対応) MagSafe 充電 / Thunderbolt 3 × 2 / 3.5mm ヘッドホン Thunderbolt 3 × 2 / 3.5mm ヘッドホン
外部ディスプレイ 最大 6K 60Hz × 2 最大 6K 60Hz × 1(クラムシェル時はデュアル可) 最大 6K 60Hz × 1 最大 6K 60Hz × 1
バッテリー 13インチ:52.6Wh(最大15時間)
15インチ:66.5Wh(最大15時間)
49.9Wh(最大15時間)
Apple Intelligence 対応
価格 164,800 円~ 販売終了 販売終了 販売終了

M1 MacBook Air は今買う価値なし!その理由とは?

まず、結論から言うと、M1 MacBook Air は現在「全くおすすめできない」 です。その理由を詳しく解説します。

旧型デザインで、今となっては使いにくい

M1 MacBook Air は ウェッジ型デザイン を採用しており、今見るとやや古臭く、持ち運びの際に厚みが気になる 点があります。

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画面が小さく、輝度も低い

M1 MacBook Air は 13インチ 400nits ディスプレイ を搭載していますが、新モデルと比べると ベゼルが太く、実際の表示領域が狭く感じる のが難点です。

また、明るい環境では画面が見えづらい という弱点もあります。

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キーボードが使いにくい

  • 小さいファンクションキー
  • 誤入力しやすい
  • 新モデルのフルサイズキーボードと比べると操作性が劣る

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ポート不足問題

M1 MacBook Air には Thunderbolt ポートが 2 つ しかなく、

  • 充電
  • 外部ディスプレイ
  • 外付けSSD・HDD これらをすべて接続すると すぐにポートが足りなくなる のもデメリット。

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M1 チップは日常用途なら問題なし、でも複雑な作業には厳しい? 将来のサポートも考慮すべき

M1 チップは 簡単な文書作成や日常の軽作業には十分 ですが、複雑な作業になるとパフォーマンス不足が目立つ ことがあります。

そもそも、M1 は5年前(2020年)に登場した Apple 初の Mac 向けチップ であり、当時はまだ Apple が独自の PC 向けプロセッサの開発を始めたばかりで、機能面での成熟度が低かった ことも否めません。

また、Mac は iPad とは異なり、より複雑なタスクをこなす必要があるデバイス です。そのため、高負荷の作業では性能の限界が早く訪れる 可能性があります。

さらに、Mac を購入する際に「長く使えるかどうか」を考えるのは重要なポイント です。M1 チップは今でも動作しますが、将来的な macOS のアップデート対応が不安視される ため、2025年時点で新しく購入するのはおすすめできません。

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新品はほぼ入手不可、中古は安いが状態が不安定

M1 MacBook Air は 発売から時間が経過しているため、新品を見つけるのは困難 です。

現在、Apple の公式整備済み製品としても在庫がありません。

一方で、同じ基本構成の M2 MacBook Air(8コア CPU / 8コア GPU / 8GB RAM / 256GB SSD)は、整備済み品でも 159,200 円 で販売されています。M2 MacBook Air を選ぶ方が圧倒的にコスパが良い でしょう。

また、中古市場では M1 MacBook Air の価格は比較的安くなっているものの、バッテリーの劣化や内部コンポーネントの状態が不安定な個体が多い のが現状です。

外観が 80~90%の美品 でも、バッテリーの消耗が進んでいる可能性が高く、実際の使用に問題が生じるリスク があります。そのため、中古品で M1 MacBook Air を選ぶのもおすすめできません。

M3 MacBook Air はコスパ重視ならおすすめ、M2 は選ぶ必要なし!

M2 MacBook Air と M3 MacBook Air は 基本的にチップ以外の仕様がほぼ同じ なので、
今回は この2つのモデルをまとめて比較 します。

現在、Apple 公式サイトでは M2・M3 MacBook Air は販売終了 していますが、
整備済み製品(リファービッシュモデル)なら豊富な在庫があり、比較的安く購入可能 です。

価格比較(Apple 整備済み製品、15 インチ

  • M2 MacBook Air(8C CPU / 8C GPU / 8GB RAM / 256GB SSD):159,800 円
  • M3 MacBook Air(8C CPU / 10C GPU / 8GB RAM / 256GB SSD):165,800 円

わずか 6,000 円の差 なら、絶対に M3 MacBook Air を選ぶべき です。
M2 MacBook Air を選ぶメリットはほぼないと言えます。

M2 と M3 のチップ性能の違い

M3 チップは M2 よりも高性能で、省電力性能も向上 しています。一言でまとめると、「より高速&効率的」 なチップになっています。

項目 M2 チップ M3 チップ
製造プロセス 第2世代 TSMC 5nm TSMC 3nm
CPU 8コア(4高性能 + 4高効率) 8コア(4高性能 + 4高効率)
GPU 10コア(8コア版あり) 10コア(8コア版あり)
メモリ 8GB / 16GB / 24GB 8GB / 16GB / 24GB
メモリ帯域幅 100GB/s 100GB/s
ワイヤレス機能 Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.3 Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3
動画処理機能 H.264 / HEVC / ProRes / ProRes RAW
ビデオデコードエンジン
ビデオエンコードエンジン
ProRes エンコード & デコードエンジン
H.264 / HEVC / ProRes / ProRes RAW
ビデオデコードエンジン
ビデオエンコードエンジン
ProRes エンコード & デコードエンジン
AV1 デコード対応
ハードウェアレイトレーシング対応

M3 の性能アップポイント

CPU性能

  • シングルコア性能:M2比 約15%向上
  • マルチコア性能:M2比 約20%向上

GPUの大幅進化

M3 では、Apple が 「動的キャッシュ」「メッシュシェーディング」「ハードウェアレイトレーシング」 を導入しました。
簡単に言うと、

  • より効率的な GPU リソース管理が可能
  • レンダリング性能の向上
  • レイトレーシングが可能になり、グラフィック表現が大幅向上

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消費電力の最適化

M3 は 世界初の TSMC 3nm プロセスを採用 しており、M2 よりも消費電力が低く、バッテリー持ちも向上 しています。

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M3 は よりモダンなチップであり、今後の macOS との相性も良好 なため、将来的な長期使用を考えた場合、M3 を選んだ方が より安心 です。

M3 MacBook Air は SSD の速度低下問題なし!

見落としがちなポイントとして、M2 MacBook Air の 256GB / 512GB モデルは「単一 NAND チップ SSD」 を採用しているため、SSD の読み書き速度が低速化している という問題がありました。

しかし、M3 MacBook Air では 256GB / 512GB / 1TB / 2TB の全モデルが「デュアル NAND チップ SSD」 となり、SSD の読み書き速度が大幅に向上しています。

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速度比較(256GBモデルの場合)

  • M3 MacBook Air の読み取り速度 → M2 比 82% 高速
  • M3 MacBook Air の書き込み速度 → M2 比 33% 高速

あるユーザーの検証によると、117.23GB の動画ファイルを保存する場合

  • M3 MacBook Air → 約4分30秒
  • M2 MacBook Air → 約6分30秒

このように、単一 NAND SSD とデュアル NAND SSD の差は明らか です。
これも M3 MacBook Air を優先して選ぶべき理由 の一つです。

M3 MacBook Air はコスパ重視ユーザーにおすすめ!

もし 予算を抑えて MacBook Air を購入したい なら、Apple の 整備済み製品(リファービッシュモデル) を選ぶのがベストです。

整備済み MacBook Air のメリット

  • 新品より安価(コスパ◎)
  • 外観・バッテリーは新品同様
  • Apple の公式保証(1年間)付き
  • 14日間の返品・交換保証あり
  • AppleCare+ の追加購入も可能

中古 MacBook Air との比較

もし 中古品と整備済み品の価格差が少ない場合、整備済み品を選ぶのが圧倒的におすすめ です。

  • 整備済み品は Apple の公式保証付き&新品同様
  • 中古品は バッテリー劣化や使用状況が不明

M4 MacBook Air:予算に余裕があり、新機能を活用するなら購入価値あり!

M4 MacBook Air は 現在最も優れた MacBook Air ですが、164,800 円からの価格設定 は、M3 MacBook Air(整備済み品)と比べるとかなりの価格差があります。

そのため、購入を検討する際は 「予算」と「M4 の独自機能を活用できるか」 を考慮するのがポイントです。

M4 と M3 チップの違い

比較項目 M4 チップ M3 チップ
製造プロセス 第2世代 TSMC 3nm(N3E) TSMC 3nm
CPU 10コア(4高性能 + 6高効率) 8コア(4高性能 + 4高効率)
NPU 16コア(38TOPS) 16コア(18TOPS)
GPU 10コア(8コア版あり)
メモリ 16GB / 24GB / 32GB 8GB / 16GB / 24GB
メモリ帯域幅 120GB/s 100GB/s
ワイヤレス機能 Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3
その他の機能 H.264 / HEVC / ProRes / ProRes RAW 加速エンジン
ビデオデコードエンジン / エンコードエンジン
ProRes エンコード・デコードエンジン
AV1 デコード
ハードウェアレイトレーシング
H.264 / HEVC / ProRes / ProRes RAW 加速エンジン
ビデオデコードエンジン / エンコードエンジン
ProRes エンコード・デコードエンジン
AV1 デコード
ハードウェアレイトレーシング

M4 チップの進化ポイント

  • CPU 性能向上(10コア構成 & 高クロック化)
  • GPU も同じ 10 コアだが、クロック向上で M3 より高性能
  • NPU(ニューラルエンジン)は 38TOPS に向上し、AI 処理が大幅強化
  • メモリ帯域幅が 120GB/s に拡張され、より高速なデータ処理が可能

M4 は特に CPU の改良にフォーカス されており、
アーキテクチャの改良・高クロック化により、M3 から シングルコア & マルチコア性能ともに大幅に向上 しています。

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GPU に関しても、同じ 10 コア構成ながらクロックが向上しており、M3 以上のパフォーマンスを発揮 します。

M4 MacBook Air の独自機能

① 開いたままデュアル外部ディスプレイに対応

M4 MacBook Air では、Thunderbolt 4 の高速帯域を活かし、MacBook Air 史上初めて「開いたままデュアル外部ディスプレイ」に対応 しました。

外部ディスプレイ接続の比較

  • M4 MacBook Air本体画面 + 2台の外部ディスプレイが同時使用可能
  • M3 MacBook Airクラムシェルモード(本体画面OFF)でデュアル外部ディスプレイ可
  • M1 / M2 MacBook Air外部ディスプレイ1台のみ

これは マルチモニター環境で作業する人にとって大きなメリット です。

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② 新型 1200万画素フロントカメラ

M4 MacBook Air では、フロントカメラが大幅にアップグレード されました。

新機能

  • 1200万画素「Center Stage」対応カメラ
  • 「デスクトップビュー」機能追加(机の上の作業を俯瞰表示)
  • 「人物中央配置」機能で常にユーザーを画面中央に維持

特に 「デスクトップビュー」 は、ビデオ通話中に 手元の作業をリアルタイムで共有 できるため、DIY やオンラインプレゼンに最適な機能となっています。

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結論:M4 MacBook Air を選ぶべきか?

M4 MacBook Air をおすすめする人

  • 予算に余裕があり、MacBook Air の最新機能を最大限活用したい
  • 開いたままデュアル外部ディスプレイを使いたい
  • AI 機能(Apple Intelligence)を快適に使いたい
  • 高品質なフロントカメラを活用したい(オンライン会議や動画配信など)

M4 MacBook Air は、これまでの MacBook Air で最も完成度が高く、明確な欠点がほぼないモデル です。
特に Apple Intelligence(AI機能)対応外部ディスプレイの拡張性 を考えると、
2024 年以降の MacBook Air のスタンダードになる可能性が高い です。

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「M3 との価格差が気になる…」なら M3 MacBook Air の整備済み品もアリ!

「M4 の新機能は魅力的だけど、もう少し価格を抑えたい…」という方は、M3 MacBook Air(整備済み品)を検討するのも選択肢の一つ です。

M3 MacBook Air(整備済み品)のメリット

  • M4 との性能差はそこまで大きくない
  • M3 でも十分なパフォーマンスが得られる
  • 価格が安く、コスパ重視の人には最適

逆に、M1 / M2 MacBook Air は選ぶ必要なし!

  • 性能・将来のサポートを考えると、今から買うのはおすすめできない
  • 特に M1 は macOS のサポートが不安要素

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