iPhone のバッテリー設定に表示される「バッテリー使用量グラフ」は、iPhone の充電や消耗状況を確認するための便利なツールです。しかし、このグラフは異なるバッテリー状態を記号や色で表すだけなので、ユーザーにとっては分かりにくいこともあります。
この記事では、iPhone のバッテリー使用量グラフの見方について詳しく解説します。特に iOS 18 で導入されたさまざまな記号が示すバッテリー状態を分かりやすく説明します。
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1. 緑色の棒グラフ:バッテリーが正常に動作中
最も基本的な緑色の棒グラフは、iPhoneのバッテリーが正常に動作していることを示します。縦軸はバッテリー残量のパーセンテージを、横軸は時間を表しています。
通常、スマホを使うとバッテリーが消耗するため、グラフは左から右に向かって徐々に下がる傾向が見られます。また、特定の時間帯をタップすると、当時どのアプリがバッテリーを消費していたかを下部で確認できます。この機能は多くのユーザーが活用していることでしょう。
2. 黄色の棒グラフ:低電力モードがオン
iPhoneで「低電力モード」をオンにすると、その期間は黄色の棒グラフで表示されます。このモードが有効な間、バッテリー消耗が緩やかになることが特徴です。
3. 赤色の棒グラフ:バッテリー残量が20%未満
赤色の棒グラフは、バッテリー残量が20%未満であることを示します。この状態では、iPhoneから充電を促す通知が届きます。
4. 緑色の稲妻アイコン:通常充電中
iPhone が通常充電中の場合、バッテリー使用量グラフに「緑色の稲妻アイコン」が表示されます。
注意点として、iPhone は最大 27W の急速充電をサポートしていますが、バッテリー使用量グラフには急速充電か通常充電かの区別は表示されません。そのため、急速充電が有効かどうかを確認するには他の方法を使用してください。詳しくは過去の記事「iPhone は急速充電中かの確認方法:5つの方法でわかる!アプリ、電流電圧テスト機器など」を参考にしてください。
5. 緑色の一時停止アイコン:充電を一時停止中
iPhone には「バッテリー充電の最適化」という機能があります。この機能は、ユーザーの充電習慣を学習し、バッテリーの寿命を保つために一部の状況で充電速度を制御します。
この機能が有効な場合、バッテリー使用量グラフに「緑色の一時停止アイコン」が表示され、バッテリーが一定のレベルで充電を一時停止していることを示します。この仕組みにより、バッテリーが満充電状態に長時間とどまることを防ぎ、劣化を抑えます。
6. オレンジ色の稲妻アイコン:低速充電中
iOS 18を導入している場合、充電中に「オレンジ色の稲妻アイコン」が表示されることがあります。これはiPhoneや充電器に問題があるわけではなく、低速充電中であることを示しています。
以下の3つの条件に該当する場合、iPhone は低速充電モードに入る可能性があります:
- 7.5W 以下の有線充電器を使用している場合
- Qi1 規格または 10W 未満のワイヤレス充電器を使用している場合
- 車載充電器を使用している場合
簡単に言うと、充電の出力が低い場合、iPhone はオレンジ色の稲妻アイコンを表示し、高出力の充電器を使用することで充電速度を向上させることを推奨します。
iPhoneのバッテリー使用量グラフを理解してバッテリー状態を把握しよう
以上、よく見られる6つのバッテリー状態の記号について解説しました。この知識を活用すれば、iPhoneのバッテリー使用量グラフを簡単に理解できるようになります。また、使用中にバッテリーの消耗や充電のパフォーマンスが予想外だと感じた場合、このグラフを使って原因を突き止めることができます。
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