絵文字で起動?ChatGPT に隠されたクリスマスサプライズ

OpenAI の CEO である Sam Altman が自らほのめかしたクリスマスの隠し要素(イースターエッグ)が、ついにユーザーによって発見されました。

ChatGPT に 🎁 の絵文字を送るだけで、動画生成モデル「Sora」を使った“自分専用”のクリスマス動画を生成してくれるのです。ただし、このイースターエッグにはいくつかの制限もあります。ここで簡単に紹介しましょう。

🎁 絵文字ひとつで起動する ChatGPT のクリスマスサプライズ

12 月 20 日の夜、OpenAI CEO の Sam Altman は X(旧 Twitter)に「here is a little hint: 🎁」という意味深な投稿を行いました。

この短いメッセージをきっかけに、多くのユーザーが ChatGPT で検証を始めたのです。

その結果、🎁(プレゼント)の絵文字を入力するだけで、クリスマスのサプライズが起動することが判明しました。

ChatGPT はまず、セルフィー写真のアップロード、もしくはその場での撮影を求めてきます。

その後、動画生成モデル「Sora」によって、ホリデー感満載のパーソナライズされた短編動画が制作されます。

今年いい子だったかどうかは AI 次第

動画の内容はすべて Sora によって決められ、ユーザー側でスタイルやテーマ、ストーリーを選ぶことはできません。つまり、今年あなたが「良い子だったかどうか」を AI が判断する、という仕組みです。

もし「良い子」と判定されれば、動画内のサンタクロースがあなたの好みに合いそうなプレゼントを届けてくれます。一方、「悪い子」と判定された場合、思わず困惑するようなプレゼントになることも。

ChatGPT は、過去 1 年間の会話履歴を参考にしてプレゼントを決めている可能性もありますが、明確な基準は公開されていません。そのため、どの動画にも驚きやユーモアがあり、ちょっとした笑いを誘います。

イースターエッグの制限:動画は 1 回限り

現在、この機能では 1 アカウントにつき 1 本の動画しか生成されません。新しいチャットを開いて再び指定の絵文字を入力しても、同じ動画が表示され、再生成や別バージョンの作成はできません。

複数のパターンを集めたいユーザーにとっては少し残念ですが、その分、より「自分だけの特別な動画」と言えるでしょう。

なお、ユーザー報告によると 🎅(サンタクロース)や 🎄(クリスマスツリー)など、他のクリスマス関連の絵文字でも起動できるようです。

まとめ:制限はあるが、一度は試したいクリスマス体験

このクリスマスイースターエッグは、ChatGPT と Sora の創造性を活かしたユニークな試みです。カスタマイズはできず、やり直しもできませんが、AI の「エンタメ化」を体験したい人には十分に価値があります。

気になる方は、今すぐ 🎁 を入力して試してみてください。

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愛麗絲