先週、Appleは「iOS 26.1」ソフトウェアアップデートを正式にリリースしました。多くのユーザーが気になるのはやはり「バッテリーの持ち」です。今回も恒例として、バッテリー性能テストで知られるYouTubeチャンネル iAppleBytes による「iOS 26.1 バッテリーテスト」の結果を紹介し、併せて当サイトに寄せられたユーザーからの使用報告をまとめました。
テストに使用されたのは以下の6モデルです:
※なお、iPhone XR は iOS 26 に非対応のため、代わりに iOS 18.7.2 にアップデートして比較対象外とされています。
テスト条件は以下の通りです:
iOS 26.0.1 との比較結果:
| 機種 | iOS 26.1 | iOS 26.0.1 | 差 |
|---|---|---|---|
| iPhone SE 2 | 3時間22分 | 3時間16分 | +6分 |
| iPhone 11 | 5時間21分 | 5時間20分 | +1分 |
| iPhone 12 | 5時間53分 | 5時間58分 | -5分 |
| iPhone 13 | 5時間13分 | 5時間14分 | -1分 |
| iPhone 15 | 9時間40分 | 9時間49分 | -9分 |
| iPhone 16 | 14時間56分 | 14時間56分 | ±0分 |
Geekbench バッテリースコア比較:
| 機種 | iOS 26.1 | iOS 26.0.1 | 差 |
|---|---|---|---|
| iPhone SE 2 | 2010 | 1951 | +59 |
| iPhone 11 | 3198 | 3192 | +6 |
| iPhone 12 | 3528 | 3580 | -52 |
| iPhone 13 | 3130 | 3140 | -10 |
| iPhone 15 | 5799 | 5890 | -91 |
| iPhone 16 | 8960 | 8960 | ±0 |
誤差範囲を考慮すると、iOS 26.1 のバッテリー持ちは前バージョンとほぼ同等といえます。筆者が使用している iPhone 17 Pro Max でも、アップデート後の消費電力に大きな変化は感じられませんでした。
ただし、Apple Intelligence 機能使用時には発熱や消費電力の増加を感じる場面もありますが、これはデバイス上で AI 処理を実行しているため、自然な現象といえます。
当サイトのアンケート「iOS 26.1 リリース:異常な問題、不具合、クラッシュのまとめ」において、約 50.6% のユーザーが「変化なし」と回答。「省電力になった」と答えたのは 13.7%、「電池の減りが早くなった」と答えたのは 35.7% でした。
以下は主要機種別の傾向です:
| 機種 | 省電力になった(%) | バッテリーの減りが早くなった(%) | 変化を感じない(%) |
|---|---|---|---|
| iPhone 11 | 100.0 | 0.0 | 0.0 |
| iPhone 11 Pro / 11 Pro Max | 33.3 | 33.3 | 33.3 |
| iPhone 12 / 12 mini | 9.1 | 45.5 | 45.5 |
| iPhone 12 Pro / Pro Max | 0.0 | 33.3 | 66.7 |
| iPhone 13 / 13 mini | 50.0 | 25.0 | 25.0 |
| iPhone 13 Pro / 13 Pro Max | 42.9 | 14.3 | 42.9 |
| iPhone 14 / 14 Plus | 50.0 | 25.0 | 25.0 |
| iPhone 14 Pro / 14 Pro Max | 7.1 | 28.6 | 64.3 |
| iPhone 15 / 15 Plus | 40.0 | 20.0 | 40.0 |
| iPhone 15 Pro / 15 Pro Max | 16.7 | 47.2 | 36.1 |
| iPhone 16 / 16 Plus | 12.5 | 37.5 | 50.0 |
| iPhone 16 Pro / 16 Pro Max | 3.6 | 39.3 | 57.1 |
| iPhone 16e | 0.0 | 50.0 | 50.0 |
| iPhone 17 | 15.8 | 47.4 | 36.8 |
| iPhone 17 Pro / 17 Pro Max | 12.7 | 25.4 | 61.9 |
| iPhone Air | 0.0 | 75.0 | 25.0 |
| iPhone SE(第3世代) | 0.0 | 0.0 | 100.0 |
Apple によると、アップデート直後はバックグラウンドでインデックス作成・ファイル整理・App更新などが行われるため、一時的に発熱や電力消費が増えることがあるとのこと。これは正常な現象で、1〜2日ほどで落ち着く場合が多いとされています。
アップデート後に発熱やバッテリーの減りが気になる場合は、再起動を試すのも有効です。
iOS 26.1 は新機能だけでなく、複数の不具合修正とセキュリティ更新も含まれています。そのため、プライバシー保護の観点からも、最新バージョンへの更新を強くおすすめします。
最終的には、「バッテリー持ちよりも個人情報の安全性の方が重要」であり、最新OSを維持することが最も基本的で効果的なセキュリティ対策といえます。
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