多くの人が古い iPhone から iPhone 17 に買い替えた後、「画面がずっとついたまま消えない」と戸惑っています。「時間が確認しやすくて便利だけど、なぜこうなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実はこれは故障ではなく、Apple が iPhone 14 Pro から導入した「AOD(Always On Display)常時表示」機能が動作しているのです。
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最近、iPhone 17 に機種変更したユーザーの間で「画面がオフにならず、ずっと点灯しているのはなぜ?」という声が多く見られます。これは AOD(Always On Display)という機能によるものです。
この機能は iPhone 14 Pro 以降の Pro モデルで搭載されており、2025 年に登場した iPhone 17 の標準モデルにもついに実装されました。動作としては、iPhone がスリープ状態に入っても、画面が非常に低い輝度と1Hzという低リフレッシュレートで、時刻や通知、壁紙、ロック画面のウィジェットなどの情報を表示し続けます。つまり、端末を操作していない状態でも必要な情報がひと目で確認できるわけです。
筆者個人としては、作業中にふと時間を確認したいとき、いちいち画面を点灯させなくても済むので、とても便利に感じています。
ただし「常時表示」といっても、以下の8つの条件下では自動的に画面が消灯します:
このような状況では、iPhone は従来のように画面を完全にオフにします。
対応機種では常時表示が初期設定で有効になっていますが、すべてのユーザーがこの仕様に慣れているわけではありません。
気になる場合や電池の消耗が心配な方は、
「設定」→「画面表示と明るさ」→「常に画面オン」からオフにすることができます。
さらに、壁紙の表示や通知の表示を個別にカスタマイズすることも可能です。
「壁紙を表示」をオンにしていると、スリープ状態でも背景画像がうっすらと表示され、実用性はともかく視覚的に気分が和らぐこともあるでしょう。
「通知を表示」をオンにすると、通知が届いた際にも内容が表示されたままになります。オフにしている場合は、一瞬だけ画面が点灯して再びスリープ画面に戻り、通知は表示されません。
画面が常に点灯していることで電池消費が心配されますが、AOD は 1Hz での更新かつ低輝度で表示されるため、実際の消費電力はごくわずかです。実測では、1時間あたり 1~2% 程度の消耗、あるいはそれ以下との報告もあります。
また、iOS 26 にアップデート後は、「設定」→「バッテリー」から常時表示の消費電力を個別に確認可能です。筆者の1週間の使用状況では、ほとんどの日が2~5%程度に収まっていました。
加えて、上記の条件下では自動的に常時表示が停止するため、バッテリー残量が少なくなると「低電力モード」に切り替わり、常時表示も無効になります。これにより、バッテリーの持ちに対する不安はあまり必要ないと言えるでしょう。
「常時表示で画面が焼き付くのでは?」という不安もあるかもしれませんが、iPhone 14 Pro 以降での実装以来、大規模な焼き付き事例は報告されていません。
Apple が採用している OLED ディスプレイは焼き付き対策も施されており、通常の使用で問題はほとんどありません。とはいえ、心配な方は機能をオフにすることでリスクを最小限に抑えることも可能です。
さらに、iPhoneを横向きにして充電ケーブルを接続すると、「スタンバイモード」に切り替わります。これにより、画面は電子掲示板のようになり、時計、写真、天気、スマートホームのコントロールなどを表示可能に。これは常時表示とは別の独立した機能です。
iPhone 17 に買い替えて、画面がずっと消えないことに驚いた方もいるかもしれませんが、これはApple が意図的に設計した「常時表示」機能です。
ロック解除せずに時刻や通知などの情報をすぐ確認できるというメリットがあります。
便利さやデザイン性を重視する方にはおすすめの機能ですし、完全なスリープ状態を好む方は設定からオフにするだけで、他の機能には影響しません。
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