最近、多くの人が Apple Store を訪れて最新の iPhone 17 を体験しています。そこで皆が気づいたのが、「今年の iPhone にはどうして盗難防止ケーブルが付いていないの?」ということ。
Apple はユーザー体験を重視しているから?それとも、本当に盗難の心配がないような“ハイテク”が隠されているのでしょうか?
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Apple は一貫してユーザー体験を最優先にしてきました。防犯ケーブルは、その体験を大きく損なう存在です。
例えば Apple Store で iPhone を手に取ったとき、小指や薬指がケーブルの固定部分に当たってしまい、普段の持ち方と感覚が全然違ってしまいます。
コストコのような店舗では、スマホ自体をほとんど持ち上げられないような設置方法もあり、まるでロボットアーマーに包まれているかのようです。
しかし今年から Apple Store では、iPhone 展示機の防犯ケーブルが取り除かれ、端末を自由に持って歩き回ったり、好きな場所で撮影したりすることが可能になりました。極端な話ですが、バッグの中に入れてしまうことさえ物理的には可能です(※もちろん推奨されません)。
▼ iPhone Air:店内のガラスのそばで撮影した写真。ケーブルがあったら撮れなかった構図です。
実際、いつからこの仕様に変わったのかは気づきませんでしたが、今年 2 月に iPhone 16e を取材した時点ですでにケーブルは外されていました。
そしてこれは、メディア向けに特別に取り外されたわけではなく、一般の展示でも同じでした。以下の写真は、iPhone 17 発売前に撮影した iPhone 16 Pro の最終展示の様子です。
その主な理由は以下の4つです:
つまり、2〜4の技術的な対応があるからこそ、1のようにユーザーにとって快適な体験を提供できるわけです。
以下の動画は、アメリカ・ロサンゼルスのApple StoreでiPhone展示機が盗まれた際に、アラームが鳴り響いた実例です:
Every Apple device stolen from the Apple Store in Downtown Los Angeles last night is now sounding an alarm saying it should be returned 💀 pic.twitter.com/GLCmq8lCDU
— FearBuck (@FearedBuck) June 10, 2025
ただし、現時点ではすべての国の Apple Store でこの防犯ケーブルの撤去が行われているわけではありません。アメリカ、台湾、日本などは既に撤去されていますが、シンガポール、オーストラリア、イギリス、中国などではまだ防犯ケーブルが設置されたままの店舗が多いようです。
▼ 英国ロンドンのApple Storeでは、iPhone 17の展示にまだ防犯ケーブルが使われていました。
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