iOSに「バッテリーの状態(バッテリー最大容量)」機能が導入されて以来、iPhoneのバッテリーをどう保つか、健康度の減少をどう抑えるかは、多くのユーザーにとって最大の関心事となっています。
「充電中に使用しない方がいい?」「過充電はNG?」「暑い場所での使用はバッテリーに悪い?」など、いわゆる「バッテリーケア」の噂もさまざまです。
そんな中、中国の人気テック系 YouTuber「老師好我是何同學」が、iPhone の充電方法とバッテリーへの影響を徹底検証する動画を公開し、大きな注目を集めています。
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まず、4台のiPhoneを使って「基準となる通常充電グループ」を用意。手順は以下の通り:
結果:充電サイクル 750 回、バッテリー容量の平均劣化率は 9.0%
ゲームや動画を見ながら充電する人は多いですが、それは本当にバッテリーに悪影響なのでしょうか?
「充電しながら使用」グループ(4台)は、通常グループと同じ手順で充電しますが、充電中も常に電力を消費するよう設定。
結果:充電しながら使用グループは充電速度が遅く、サイクル回数は380回、劣化率はわずか3.5%。
つまり、充電しながらの使用が劣化の原因ではなく、充電サイクル数が寿命に直結しているという結論になりました。
次に検証したのは「温度の違いによる影響」。合計8台を使って次のように検証:
結果:
Apple の定める温度範囲(0〜35℃)内では極端な劣化は確認されず、温度が一定範囲内なら大きな心配は不要という結果でした。
iPhoneを使っていて、「100% のままなかなか減らない」や「1% で意外と長持ち」などの感覚はありませんか?
この疑問に対し、以下のように検証:
結果:
結論:100% は長く維持されるよう設計されており、1%はランダム性が高い
これは、iPhone のバッテリー表示が複数の指標に基づいて概算されており、特に 99〜100% の間はユーザー体験をよくするために幅を持たせているからです。
次の疑問:「ワイヤレス充電は有線よりバッテリーに悪い?」に対して、以下のように検証:
結果:有線充電との大きな差はなし。ワイヤレス充電でも劣化はほぼ同じ。
80〜95% の範囲内で充電を繰り返したグループの劣化が少なかったことから、極端な深い充放電より、随時充電する方がバッテリーに優しいことも分かりました。
最後に、Apple のバッテリー最大容量(健康度)表示の正確さを検証:
結論:バッテリー健康度は目安としては有効だが、実際の容量とはズレがある
iPhone のバッテリーは「消耗品」であり、「何%で劣化が早いか」は一概に言えません。Apple が定めているのは、1年以内に 80% 未満に下がるのは異常という一点だけです。
バッテリー健康度やサイクル数に神経質になりすぎず、自分の使い方で快適に使うのが一番。調子が悪くなったら、修理・交換すれば OK。あまり深く考えすぎないことも、iPhone を長く楽しむ秘訣です。
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