今回の Siri のアップグレードは、もう少し待たなければならないかもしれません。iOS 18.4では、完全版の「Siri 2.0」は実装されない可能性が高まっています。
Appleは昨年のWWDCでSiriの大規模なアップデートを発表し、iOS 18.4での提供が予定されていました。しかし、Bloombergの記者Mark Gurman氏の報道によると、ソフトウェアの問題により遅れる可能性があり、一部の機能はiOS 18.5まで待たなければならないかもしれません。
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Apple は、今回の Siri グレードで Apple Intelligence を統合し、以下の3つの重要な新機能を導入すると発表していました。
Siriは、Apple Intelligenceのデバイス内セマンティックインデックス(意味解析)を活用し、ユーザーのメール、メッセージ、写真、カレンダー、ファイルなどを理解できるようになります。
これにより、Siriの回答がより個人に最適化されます。
例:
「Jamie が先週おすすめしてくれた映画は何?」と聞くと、Siri はメッセージの履歴を検索し、該当する映画のタイトルを回答してくれます。
さらに、「パスポート番号を入力して」と指示すると、Siriは保存されたパスポートの写真から必要な情報を抽出し、自動入力することも可能になります。
Siri は画面に表示されている情報を理解し、適切なアクションを提案できるようになります。
例:
友人から新しいカフェの情報が送られてきたとき、「ここからどれくらいの時間で行ける?」とSiriに聞けば、画面上の地名を読み取り、自動的にナビゲーション情報を表示してくれます。
Siriは、Apple純正アプリだけでなくサードパーティ製アプリでもより高度な操作を実行できるようになります。
例:
写真アプリ内で「この写真の色調を暖かくして」と指示すると、Siri が自動で画像の色調補正**を行います。
また、異なるアプリ間でも操作が可能になり、
例: 「この写真を、私の煮込み料理のレシピノートに追加して」と伝えると、Siri が写真を「写真アプリ」から「メモアプリ」に自動で追加してくれます。
Apple は当初、iOS 18.4(4 月リリース予定)でこれらの新機能を提供する計画でした。しかし、Gurman 氏によると、テスト段階で安定性に問題があることが判明し、一部の機能は iOS 18.5(5 月リリース予定)に先送りされる可能性があるとのこと。
さらに、iOS 18.4の内部コードには新機能が含まれるものの、正式には有効化されないという可能性も指摘されています。つまり、機能自体はiOS 18.4に実装されるが、実際に使えるようになるのは後のアップデートというシナリオもあり得るのです。
Apple にとって、Siriの遅延は大きな問題かもしれません。毎年 6 月に開催される WWDC では、通常、次期 iOS(iOS 19)が発表されます。
もし Siri の新機能が 8 月まで完全リリースされなければ、iOS 19 の発表と近すぎることになり、Apple の次期製品戦略に影響を及ぼす可能性があります。
現時点で、Apple は Siri のアップグレードの具体的なリリース時期を正式に発表していません。
確実なのは、我々はもう少し待つ必要があるということです。
Apple IntelligenceによるSiriの進化を早く体験したいところですが、正式リリースまでの続報を待ちましょう!
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