多くの iPhone ユーザーは、スマホを使用する際、主に発熱やバッテリーの持続時間に注意を払っています。中でも「バッテリーの健康状態」や「バッテリーサイクル」は、多くの人々が気にしている数値の一つです。そして、iPhone 15 シリーズで Apple は初めてユーザーに「バッテリーサイクル」の回数(充電回数)を確認する機能を開放しました。
ここで少し、この「iPhone 15 のバッテリーサイクルとは何か?」や「iPhone 15 のバッテリーサイクルの確認方法」について解説し、最後にバッテリーサイクル(充電回数)に関する誤解を少し共有します。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp と Twitter X @Applealmond1 をフォローしてください!
現在、Apple は iPhone 15 シリーズのみで、システム設定からバッテリーサイクルの回数を確認できるようにしています。確認方法は、「設定」>「一般」>「情報」をスクロールして一番下にある「バッテリー」を見るだけです。
現段階では、iPhone 14 シリーズやそれ以前のモデルでは、「ショートカット」の旧方法を使用してバッテリーサイクルの情報などを確認する必要があります。
また、iPhone 15 には、80% で充電を停止する最適化充電機能が独自に搭載されています。詳しくは、《iPhone 15 新機能:充電 80% 停止でバッテリーの劣化を遅らせる》の記事を参照してください。
「バッテリー充放電回数」を確認する方法がわかったところで、「バッテリーサイクル」とは具体的に何を意味するのかを理解することが次のステップです。
例えば、ある日、あなたのスマホのバッテリーが 100% から始まり、25% まで使用された後、再びフル充電された場合、それは 75% の充電を意味します。次の日、バッテリーが残り 75% で再びフル充電された場合、25% の充電が加わります。これら 2 日間の充電量(または消費量)が合計で 100% となり、これが 1 回のバッテリーサイクルとなります。
そのため、同じ使用期間でも、各ユーザーのバッテリーサイクルの回数は異なることがあります。
「バッテリーの健康状態」に影響を与える一因として「バッテリーサイクル」があります。使用時間が長くなるにつれて、バッテリーサイクルの回数が増え、バッテリーの健康状態は徐々に低下しますが、これは製品の特性として変えられません。
Apple によれば、iPhone のバッテリーは、500 回の完全なバッテリーサイクル後も、元の容量の 80% の電力を保持することができると言われています。したがって、この「500 回」という数字を基準として使用することができます。
しかし、バッテリーサイクルの定義を考えると、常に充電して使用すると、バッテリーサイクルの回数が増えず、バッテリーの健康状態も急速に低下しないのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、実際にはそうではありません。スマホのリチウムイオンバッテリーにとって、過充電や過放電は良くありません。常に充電しながら使用することは、過充電を意味し、これにより負極のリチウムイオンが永久的に塞がれ、バッテリーの電力貯蔵能力に影響を与える可能性があります。したがって、適切に「放電」し、リチウムイオンを流動させる必要があります。
もちろん、バッテリーサイイクルを過度に心配することなく、普段の生活の中で自然に使用していくのが最も良い方法です。しかし、以下のような方法でバッテリーの健康状態を維持することができるかもしれません。
リチウムイオンバッテリーは高温や低温を嫌います。特に高温環境での充電は避けるようにしましょう。夏場の車の中など、高温になる場所での長時間の充電は避けることがおすすめです。
バッテリーを 0% から 100% まで常に充電する必要はありません。実際、20% から 80% の間で充電を保つことが、バッテリー寿命を延ばすのに役立つと言われています。しかし、時々は 0% に近い状態からフル充電することで、バッテリーのキャリブレーションを正確に保つことができます。
Apple は iOS のアップデートでバッテリーの最適化や問題の修正を行うことがあります。定期的にアップデートを確認し、最新のバージョンに保つことで、バッテリーのパフォーマンスを最適化することができます。
設定の中のバッテリーセクションを確認して、どのアプリが最もバッテリーを消費しているかをチェックしましょう。不必要なアプリや、バックグラウンドでの活動が多いアプリは、適宜オフにすることで、バッテリーの持ちを良くすることができます。
Apple 認証の充電器やケーブルを使用することで、安全に、そして正確にバッテリーを充電することができます。
最後に、バッテリーの健康状態やバッテリーサイクルの回数を過度に気にするよりも、日常的な使用の中での注意点や上記のような維持方法を心がけることで、長い期間、快適に iPhone を使用することができます。バッテリーが劣化してきた場合、Apple Store や認定修理店でのバッテリー交換も検討することができます。
更に面白いコンテンツを観たい人は、Instagram @applealmondjp と Twitter X @Applealmond1 をフォローしてください!
関連記事