今年秋に登場する新型 iPhone(仮名:iPhone 15)について、Apple が Lightning コネクタを取りやめてついにUSB-Cへと切り替える可能性が高いと見られています。
USB-C の採用により、MFi 認証の導入や、充電・データ転送速度の最適化や制限が必要となるなどの問題点は存在しますが、それでもなお、現行のLightningよりも状況が改善することは間違いないと考えられています。
加えて、Apple は今年中に iPhone だけでなく AirPods の充電ポートも Lightning から USB-C に変更する可能性があると伝えられています。
現在開発途中の iOS 16.4 ベータ版を通じて、モデル番号 A3048の新型 AirPodsと、A2068のAirPods専用充電ケースの存在が示唆されています。
しかしながら、Apple が本年の AR/VR ヘッドセット「Reality Pro」やその搭載 OS である xrOS の開発に重点を置いていることから、他の製品ラインへの大きな更新はあまり期待できそうにありません。そのため、新型 AirPods の登場は2024年後半以降との見解が出ています。
それでは、この未公開の AirPods が何者なのかという疑問についてですが、過去に数多くの的確な予測を立ててきたアナリスト、Ming-Chi Kuo 氏は「恐らくこれは USB-C を採用したAirPods Pro(第2世代)で、2023 年の第2四半期から第3四半期(つまり4月から9月)にかけて大量に出荷されることが見込まれる」と報告しています。
iPhoneがLightningコネクタから USB-C へと切り替える背後の主な動機は、EU が法的に Lightning の使用を制限する方向に動いているからです。
この法律制限は、2024年12月28日以降にリリースされ、最大出力100Wまでのスマートフォン、タブレット、カメラ等に適応します。また、2026年春以降には、この規制はノート型パソコンにも広がる予定です。ヘッドフォンやヘッドセットも含まれているため、結果的にAirPodsシリーズもUSB-Cへと移行せざるを得なくなるでしょう。
Appleは、iPhone 15シリーズをリリースする際に、AirPods Pro(第2世代)の充電ケースのコネクタをLightningからUSB-Cに変更するか、あるいはそれを別オプションとして提供する可能性があります。初代AirPods Proの充電ケースは、2019年の発売時には Lightning による有線充電のみをサポートしていましたが、2021 年にはMagSafeに対応するようアップデートされています。
なお、Ming-Chi Kuo氏は以前、2023年に全てのAirPodsがUSB-Cに移行すると予測していましたが、最新の報告によれば、AirPods(第2世代)およびAirPods(第3世代)はUSB-Cへの移行が計画されていないとのことです。
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