Apple は本日、iOS 16.3 のアップデートとダウングレードの承認チャネルを閉鎖することを発表しました。これは、iOS 16.3.1にアップグレードしたユーザーが、iOS 16.3 にダウングレードする手段がどのような方法でもできなくなることを意味しています。
この措置は、Apple が従来から取っているものであり、新しい iOS バージョンがリリースされるたびに、古いバージョンの承認チャネルを閉鎖する主な理由は、総合的なユーザーエクスペリエンスとセキュリティを考慮しているためです。
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先週(2/14)Apple は iOS 16.3.1 のアップデートをリリースし、このマイナーアップデートには、主に緊急に対処する必要がある問題を修正するものが含まれています。主な更新内容は、iCloud、Siri、クラッシュ検出のバグを修正することを含みます。
iCloud を使用しているときに、iCloud 設定がフリーズしたり、正しく表示されないことがある。 Siriが「検索」機能を正しく実行できない。 iPhone 14モデルでのクラッシュ検出のトリガーメカニズムを改善する。
しかし、アップデートがリリースされた日には、多くの人々が Google フォトアプリが新しい iOS バージョンと互換性がなく、繰り返しクラッシュする問題が発生しましたが、翌日に Google が更新をリリースして解決しました。
Apple は新しい iOS をリリースするたびに、主にバグや不具合の修正とセキュリティを強化するためです。
なので、Apple は新しい iOS バージョンが正常に作動できると判断したら、一週間後に、最新バージョンにアップデートしたユーザーは、前のバージョンにダウングレードの署名を停止することにより、ダウングレードすることができなくなります。
そうする理由は、ユーザーの安全性と使用体験を維持するため、古いバージョンではバグと不具合があったため、ユーザーはできるだけ最新バージョンにアップデートして利用して欲しいとのことでしょう。
普通のユーザーなら、ダウングレードする人は少ないので、署名停止になっても影響されません。
iOS ダウングレードする前に、いくつかの準備をする必要があります。
以下の項目を準備しておきましょう。
1. ダウングレードしたい iPhone データをバックアップ
2. 最新バージョンにアップデートした前の iPhone データのバックアップ
3. ダウングレードしたいバージョンのの ipsw ファイルをダウンロード
4. 最新の iTunes がインストールされていること(Mac、PC)
5. MFi ケーブル(純正ケーブルを使用することをお勧め)
iOS 16 beta から iOS 15 にダウングレードする前に、まずは iPhone の「探す」機能をオフにします。iPhone の「設定」>「Apple ID」>「探す」へ選択して、「iPhone を探す」をオフにします。
iPhone を MFi ケーブルに接続して、iTunes か Finder を開きます。
Mac の Finder / iTunes で「optionキー」、PC の場合は iTunes で「shiftキー」を押し続けて、「iPhone を復元」をクリックします。
必ず「iPhone を復元」をクリックする前に「optionキー」や「shift キー」を押し続けます。そうしないと、そのまま iPhone を復元してしまいますので、ご注意ください。
「optionキー」や「shiftキー」を押しながら「iPhone を復元」をクリックするとウインドウがポップアップされます。先ほどダウンロードした ipsw ファイルを開きます。
そしてシステムが復元され、最新バージョンから前のバージョンにダウングレードします。
ダウングレード完了したら、「バックアップを復元」をクリックして、最新バージョンにアップデートした前の iPhone データのバックアップを復元します。
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