iCloud の仕組みを理解していれば、「同期機能」であることをご存知でしょう。つまり、iPhone または iCloud のいずれかで写真を削除すると、もう一方の写真も自動的に削除されます。
しかし、多くの人が求めているのは「iPhone 本体の写真を削除して容量を空けつつ、iCloud 上には写真を残したい」という使い方です。そんなことが可能なのでしょうか?今回は、iPhone と iCloud の写真が互いに影響し合わないようにする6つの方法をご紹介します。
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iPhone の写真を「共有」メニューの「ファイルに保存」から「iCloud Drive」へ保存します(任意のフォルダを作ってもOK)。
この方法では、写真は iCloudの「ファイル」App に保存され、「写真」App の iCloud とは別の場所に存在します。そのため、iPhone や「写真」App 内の画像を削除しても、「ファイル」内の写真には影響がありません。
ただし、写真が iCloud 写真と iCloud ファイルの両方に存在する場合、ストレージを余分に消費する点がデメリットです。
iCloud 写真をオフにすると、iPhone で撮影した写真は iPhone 内にのみ保存され、削除しても他に影響はありません。
その後、iCloud の Web サイトなどを使って手動で写真をアップロードすれば、iCloud は「同期」ではなく「バックアップ」として使えます。つまり、iPhone で写真を削除しても、iCloudに保存された写真には影響が出ません。
アップロード方法については、後ほど解説します。
「共有アルバム」は特殊な機能で、ここに追加された写真や動画は iCloud のストレージを消費せず、元の写真を削除しても消えることはありません。
ただし、画質や枚数に制限がありますが、画質に強いこだわりがない方には手軽なバックアップ手段としておすすめです。
別アカウントの iCloud に写真を保存するという手もあります。iCloud はアカウント間で同期されないため、完全に分離したバックアップ先として利用できます。
Web 版の iCloud に別の Apple ID でログインし、写真や動画を手動でアップロードしましょう。元の Apple ID 側では通常の iCloud 同期を使いつつ、もう一方でバックアップをとる、という二重構成も可能です。
Google フォトは完全にバックアップ専用のサービスです。撮影した写真を自動で Google フォトにアップロードし、iPhone の「写真」App とは同期しません。
したがって、iPhone 上の写真を削除しても、Google フォト内の写真は残ります。
iPhone 15 以降は USB-C 対応となったため、外付けの SSD を接続し、「共有」→「ファイルに保存」から SSD に直接保存可能です。
写真を物理的にバックアップでき、iCloud や Google フォトを使わない方にもおすすめです。
PCやiPhoneのブラウザから iCloud.com にアクセスし、Apple IDでログイン。
「写真」機能を開いて、手動で写真や動画をアップロードすればOKです。
このように iCloud を純粋な「バックアップ」として使えば、iPhone の容量を空けるために本体から写真を削除しても、iCloud 上の写真には一切影響がありません。
iCloud は本来「同期機能」であり、iCloud写真をオンにしている限りiPhoneと同期されてしまいます。
しかし、今回紹介した6つの方法——iCloud Drive への保存、iCloud 写真の無効化と手動アップロード、共有アルバムの活用、別アカウントの利用、Google フォトの併用、外付け SSD の活用——を使えば、iPhone から写真を削除しても iCloud 内の写真を守ることができます。
ぜひ活用してみてください。
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