Apple が次世代の Studio Display の開発を加速しているようだ。Bloomberg の記者 Mark Gurman による最新のリークによると、新モデルの内部コードネームは J427 で、2026年に登場予定だ。この新しいディスプレイは、従来と同じ 27インチサイズ を維持し、M5チップを搭載した新型 Mac とともに発表される見込みだ。
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Gurman は次世代 Studio Display の具体的なスペックについては明言していないが、ディスプレイ業界のアナリスト Ross Young は以前、Apple が 27インチの mini-LED ディスプレイ を開発中であり、早ければ2025年末~2026年初頭に登場する可能性がある と報告していた。この製品こそが 次世代 Studio Display である可能性は高い。
▼ 現行の Studio Display は LED バックライトを採用
もしこのリークが正しければ、2022年の発売以来、Studio Display にとって初の大幅なアップグレード となる。現在の Studio Display は LED バックライトを採用 しているが、mini-LED 技術が導入されれば、より高輝度・高コントラストな映像表現 が可能となり、特に HDR コンテンツの表示が大幅に向上 すると考えられる。
一方、Gurman は Pro Display XDR の次世代モデルの開発は優先事項ではない との見解も示している。Pro Display XDR は2019年に登場して以来、大きなアップデートが行われていない。
それに対し、より低価格な Studio Display はカメラやスピーカーを内蔵 しており、必ずしも最高品質とは言えないものの、一般ユーザーにとっては十分実用的な選択肢 となっている。
とはいえ、Apple がプロフェッショナル向け市場を完全に放棄するわけではなさそうだ。Gurman によると、今後も Mac Studio や Mac Pro の新モデルが登場する予定 であり、Apple は引き続き ハイパフォーマンスなコンピュータ市場を開拓していく とのことだ。ただし、新しい Pro Display XDR を目にするには、まだ時間がかかるかもしれない。
現行の Studio Display も、5K 解像度・60Hz リフレッシュレート・600ニトの輝度 など十分なスペックを備えている。ただし、内蔵チップは A13 で、主にカメラとオーディオ処理を担当しているに過ぎない。また、FaceTime カメラの画質は「普通」といった評価 にとどまっている。
しかし、もし次世代モデルが mini-LED を採用 すれば、画質とコントラストは飛躍的に向上 するだろう。さらに カメラの性能も強化されれば、クリエイターにとって大きな進化 となるはずだ。
▼ Studio Display の日本価格は 219,800 円から
気になるのは 価格 だ。現在の Studio Display は日本で約 22 万円から となっているが、新型が mini-LED にアップグレードされるとなると、価格はさらに 高くなる可能性が高い。
もし、近いうちに Studio Display の購入を考えているなら、あと1~2年待つべきか、今すぐ買うべきか という悩みがあるかもしれない。しかし、これに明確な正解はない。
少なくとも、Apple はディスプレイ製品のアップデートを続けている という事実が分かっただけでも、今後の展開が楽しみだ!
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