発売までまだ時間があるものの、iPhone 17 に関する情報が少しずつ明らかになっています。最近の情報では、iPhone 17 全シリーズが自動調整リフレッシュレートに対応した LTPO ディスプレイを搭載するとのことです。特に 60Hz の固定リフレッシュレートに不満を持つユーザーにとって、これは待望のアップグレードと言えます。しかし、この変更が期待ほど大きなものではない可能性もあります。
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現在、iPhone 16 および iPhone 16 Plus のディスプレイは 60Hz 固定ですが、ディスプレイ技術アナリストの Ross Young 氏の予測によると、iPhone 17 全シリーズに ProMotion 技術が採用される可能性があります。これは、非 Pro モデルに初めて ProMotion 技術が搭載されることを意味します。
ただし、このアップグレードには制約があるかもしれません。一部の業界関係者は、iPhone 17 の標準モデルには完全な 120Hz の ProMotion ではなく、「90Hz 版 ProMotion」が採用される可能性があると指摘しています。この技術は「Liquid Motion」という名称で、Pro モデルの 120Hz とは区別される可能性があります。
さらに、リフレッシュレートの下限も Pro モデルほど低く(1Hz)ならない可能性が高く、その結果、AOD(常時表示機能)には対応しない可能性があります。
標準モデルの iPhone 17 がいきなり 120Hz に対応するわけではないものの、もしこの噂が事実であれば、少なくとも LTPO ディスプレイを採用することで省電力性が向上します。LTPO ディスプレイは、使用状況に応じてリフレッシュレートを自動調整でき、例えば静止画表示時には 10Hz またはそれ以下に抑え、消費電力を削減します。一方で、スクロールやアニメーション表示時には 90Hz に引き上げることで、滑らかな表示を実現します。
▼上が60HzのiPad Air、下が120HzのiPad Proです。
現行の iPhone 16 シリーズユーザーにとって、60Hz のリフレッシュレートは標準モデルの大きな弱点とされています。特に、Android のミドルレンジモデルがすでに 90Hz や 120Hz を標準化している中では、やや時代遅れの印象を与えます。iPhone 16 がハードウェア面で Pro モデルとの差を縮めつつある一方で、リフレッシュレートの制限はアップグレードの意義を薄める要因となっていました。
もし iPhone 17 の標準モデルが噂通り 90Hz に対応するのであれば、ユーザー体験は確実に向上します。少なくとも「いつまでも 60Hz」という批判を受けずに済み、Pro モデルとの差別化も明確になります。120Hz が依然として Pro モデル専用の利点として残る可能性もあり、この点では iPhone の製品戦略に一貫性が感じられます。
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