iPhone 15 の発売後、アクションボタン(Action Button) はユーザーから注目を集める特別な機能となりました。このカスタマイズ可能なボタンにより、カメラの起動やショートカットの実行など、ユーザーのニーズに応じて効率的に操作を行うことが可能になりました。しかし、Apple はこれで満足するつもりはないようです。
最近公開された特許によると、将来的な iPhone には1つだけでなく、複数のカスタマイズ可能な多機能ボタンが搭載される可能性があります。この技術は、iPad や Mac にも拡張され、より革新的な使い方が期待されています。
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現在、iPhone のアクションボタンは iPhone 15 Pro シリーズで初めて導入された機能で、ユーザーがボタンに特定の機能を割り当てることができます。例えば、カメラの起動、懐中電灯の点灯、ショートカットの実行などです。
新しい特許では、この機能がさらに拡張される可能性が示されています。具体的には、iPhoneの左側にある音量ボタン(音量アップ、音量ダウン)や現在のアクションボタンが、すべてカスタマイズ可能になるかもしれません。
これにより、これらのボタンを単なる音量調整だけでなく、よく連絡する相手への発信、特定アプリの起動、複数の操作を実行するショートカットに設定することができるようになります。
特許では、複数のアクションボタンの操作方法についても記載されています。その内容は、一見複雑に思えるかもしれませんが、大きく以下の3つに分けられます。
Apple は、ボタンを押す時間や力の強さを感知し、アクションボタンを起動するかどうかを判断します。
各アクションボタンには1つ以上の動作を割り当てることができ、現在のアクションボタンと同様、ユーザーのニーズに応じて設定可能です。
設定された動作が実行されると、アクションボタンや iPhone 本体が振動によるフィードバックを提供し、操作が完了したことを知らせます。
Apple の特許例として、音量ダウンボタンを特定の連絡先に素早く発信する機能に設定したり、アクションボタンで特定アプリを起動する機能が挙げられています。
▼ こちらは音量ボタンを動作ボタンに設定し、連絡先を呼び出す操作を示したイメージ図です。
この特許技術は iPhone に留まりません。特許文書には、この多機能ボタンの技術が iPad や Mac にも適用可能であることが記載されています。
例えば、MacBook Pro や MacBook Air にカスタマイズ可能な物理ボタンが搭載される可能性があり、さらにはタッチパッドにも新機能が追加されるかもしれません。
ただし、「タッチスクリーン Mac」の可能性を想起する人もいるかもしれませんが、Apple はタッチ操作機能を iPad に限定しており、Mac では物理ボタンやタッチパッドによる操作性の向上に留める可能性が高いです。
もちろん、Apple が毎年申請する膨大な数の特許の中で、実際に製品化されるものは一部に過ぎません。しかし、今回の特許はすでに iPhone 15 Pro シリーズで採用された「アクションボタン」の進化版とも言えるものであり、実現可能性は比較的高いと考えられます。
将来的には、より多くのカスタマイズ可能なボタンが Apple の他製品にも広がり、ユーザー体験を一段と向上させることが期待されています。
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