11 月 5 日 、Apple は正式に iOS 18.2 Beta 2 を公開しました。Beta 1 で Apple Intelligence が全面的にアップグレードされたのに対し、今回の iOS 18 Beta 2 の更新内容は、システム機能の改善に重点が置かれています。特に iPhone 16 シリーズのカメラコントロールボタンに「軽く押してフォーカス/露出をロック」する機能が追加されました。その他、注目の 10 のアップデートを以下にまとめましたのでご参考ください。
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現在、iOS 18.2 Beta 2 のメモアプリで Apple Intelligence の「Image Wand」機能が使用可能です。メモ内のスケッチや説明文を関連する画像に変換できます。
試しに説明文を使ってテストしてみましたが、効果はとても良好でした。Apple Intelligence が主要な要素をうまく取り出し、説明に合った画像を生成してくれます。以下はその例です。
プロンプト:「地面に金色の葉が敷き詰められ、木漏れ日が差し込む秋の森。煙が立ち上る小さな木の家」(”An autumn forest with golden leaves on the ground, sunlight streaming through the trees, and a small wooden cabin with smoke coming from the chimney”)。
「アニメーション風」「イラスト風」「スケッチ風」の3種類から選べ、異なる要素を加えることも可能です。
ちなみに、iOS 18.2 Beta 2 では Image Playground の利用がさらに拡大されました。もし Image Playground の承認待ち状態であれば、iOS 18.2 Beta 2 にアップグレードしてみてください。
iOS 18.2 Beta 2 では、「探す」アプリに新しい「紛失物の位置を共有」機能が追加されました。物を失くしてしまった際に、その位置情報を一時的に他の人と共有できるようになり、発見の手助けをしてもらえます。
「探す」アプリで紛失物を選択すると、その位置を示す公開リンクが生成されます。このリンクには、連絡用のメールアドレスと電話番号が表示され、見つけた人が連絡を取りやすくなります。持ち主は、リンクにアクセスした人を確認でき、いつでも共有を停止することが可能です。公開リンクは数時間後に自動で停止し、プライバシーも保護されます。
iOS 18.2 Beta 2 で AppleはChatGPT との統合をさらに深めました。無料ユーザーにはシステム設定内に「Daily Limit(デイリーリミット)」が表示され、GPT-4o モデルの利用やデータ分析、ファイルアップロード、ビジュアル、ウェブブラウジング、画像生成などの進化機能の 1 日の使用制限が確認できます。
使用制限は 24 時間ごとにリセットされ、制限を超えると ChatGPT 機能は自動的に基本バージョンに切り替わります。たとえば Siri やライティングツールでは GPT-4o mini モデルが使用されます。なお、ChatGPT Plus 会員であれば「Daily Limit」は表示されません。
さらに、iOS 18.2 Beta 2 では ChatGPT Plus のサブスクリプションオプションも直接システム内で提供されています。Apple はこのサブスクリプションからの手数料を取らず、価格は月額 20 ドル(約 3,000 円)です。
「設定」の各項目のアイコンが「ダークモード」に応じて外観を変更するようになり、ダークモードと一緒に使うと画面全体がより統一感のある見た目になります。
メールアプリのフィルタリングオプションに「メイン」項目内の未読メールのみを表示する機能が追加され、重要なメールが見つけやすくなりました。
一眼レフカメラの「半押しフォーカス」に似た機能が、ついにiPhone 16シリーズのカメラコントロールボタンにも追加されました。iOS 18.2 Beta 2に更新すると、カメラコントロールボタンに「軽押しでAF/AEロック」機能が表示されます。
有効にすると、撮影時にカメラコントロールボタンを軽く押すことでオートフォーカスとオート露出がロックされ、ボタンを離すと解除されます。長期的なテストで評価が必要ですが、カメラコントロールボタンの使い勝手が向上することが期待されます。
iOS 18.2 Beta 2 では、カメラコントロールボタンの「ダブルプレス速度」を調整でき、自分に合った操作性に設定できます。
ショートカットに「フィットネス」アプリに関連するコマンド(フィットネス設定の開放、トレーニング開始、健康サンプルの作成など)が追加されました。
さらに便利な改善として、iPhone をホットスポットとして使用している間も Mac のミラーリングができるようになり、Wi-Fi のない環境でも柔軟に利用できます。
iPhoneのバッテリー消耗や過熱が気になる方は注目です。現段階で体感はできませんが、iOS 18.2 Beta 2 のリリースノートで、バッテリー消耗と温度管理の改善が告知されています。
Apple はさらに本日、新しい API をリリースし、開発者がアプリの画面コンテンツを Siri や Apple Intelligence に提供できるようにしました。これにより、Siri が画面上の要素を認識し、それに基づいて操作を実行する「Siri スクリーン認識機能」が準備され、アプリをまたいだ指示が可能になります。
iOS 18.2は少なくとも1ヶ月程度のテスト期間が必要と見られ、Bloombergの情報通であるMark Gurman氏も、正式版のリリースは12月初旬と予測しています。引き続き新機能のリリースを待ちつつ、最新情報をお届けしますのでお楽しみに。
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