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Apple、iOS 18.2 Beta 1 をリリース:Apple Intelligence の全機能が試用可能に!

本日(10 月 24 日)未明、Apple は iOS 18.2 Beta 1 をリリースしました。このアップデートの最大の注目点は、Apple Intelligence の全機能が正式に開放され、テスト使用が可能になったことです。AI 画像生成ツール「Image Playground」、ChatGPT との統合、Siri の画面認識機能、Visual Intelligence などが含まれています。

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Apple Intelligence の画像生成ツール:Image Playground

iOS 18.2 Beta をインストールすると、「Playground」という新しいアプリが追加され、以下の3つの画像生成機能が利用可能になります:

  • Image Playground
    テキストを入力するだけで、関連する画像を AI が生成します。複数の候補から好きな画像を選択することができます。

  • Genmoji
    テキストに基づいて複数のオリジナル絵文字を生成し、保存して使用できます。

  • Image Wand
    メモ内の手描きスケッチを関連する画像に変換します。Apple Pencil や指でスケッチを囲むと、その内容に合った画像が生成されます。また、空白の箇所を囲むことで、周囲の文脈に基づいた画像も作成可能です。

ChatGPT の Apple Intelligence への統合

iOS 18.2 Beta 1 では、Apple Intelligence に ChatGPT が統合され、ChatGPT のアカウント登録をせずにそのまま利用できます。

  • ChatGPTアカウントでのログイン対応
    自身のChatGPTアカウントでログインすれば、有料版の高度な言語モデルも利用でき、会話履歴を同期することも可能です。
  • Siriとの連携
    Siriが回答できない場合、ChatGPTに質問を転送し、より詳細な回答を得ることができます。

  • 執筆支援
    ChatGPTを使って文章のリライトや新規作成をサポートする機能も用意されています。

Siriの画面認識機能とクロスアプリ操作

SiriはiOS 18.2 Beta 1でさらに賢くなり、画面上の要素を認識して指示を実行する「画面認識」機能が追加されました。また、Siriが異なるアプリ間で操作を実行することも可能です。

Visual Intelligenceのカメラ分析ツール

iPhone 16 シリーズの「Visual Intelligence」機能も正式に利用可能になりました。カメラのコントロールボタンを長押しすると、Visual Intelligence のインターフェースが開きます。

  • 撮影した写真を Google で画像検索したり、ChatGPT で画像内の要素を解析することができます。

しかし、まだテスト段階にあるため、現時点で使用した感触では Visual Intelligence はまだ未完成の状態に感じられます。発表会で紹介されたユースケース(例えば、レストランの写真を撮ってレビューを確認する、チラシを撮影して日付を記録する、犬の写真を撮って品種を検索するなど)は、私自身のテストではまだ実現できていません。今後のアップデートによる改善に期待しましょう。

Apple Intelligence がさらに多言語対応

今回の Beta では、Apple Intelligence がオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスの英語に対応しました。

まとめ

以上が iOS 18.2 Beta 1 における Apple Intelligence の新機能と調整内容です。今後のアップデートでさらなる改善が期待され、より多くの国や地域で利用できるようになるでしょう。Apple の進捗は驚くほど早く、日本でのサービス開始も待ち遠しいところです。

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愛麗絲