最近、SNS 上で「舌で iPhone を操作する」というトレンドが話題になりました。これは実は、iOS 26 に新しく追加された「ヘッドトラッキング(頭部追跡)」というアクセシビリティ機能を利用したものです。本来は、口を開ける、舌を出す、微笑む、眉を上げるといった「顔の動き」を使って、身体が不自由なユーザーが iPhone を遠隔操作できるようにするための機能ですが、手がふさがっているような状況でも非常に便利に使えます。
興味がある方は、この記事で iOS 26 のヘッドトラッキング機能の設定方法から使用方法までをまとめて紹介します。
ヘッドトラッキング機能は顔の動きを検出するため、Face ID 対応デバイスでのみ利用可能です。「設定」>「アクセシビリティ」>「ヘッドトラッキング」を開いてください。
まず「ヘッドトラッキング」を有効にすると、画面に AssistiveTouch の白い点が表示されます。また、顔の向きに合わせて動く「黒いポインタ」も表示されます。顔を上に向ければポインタも上へ、下に向ければ下へ動きます。ただし、このポインタは操作にはあまり関係ないため、最初は無視して構いません。
その下にある「アクション」では、顔の動きごとに割り当てる機能を選択できます。各動きには多くの機能を割り当てることができるので、自分に合った操作を設定してみてください。
なお、通常ユーザーがヘッドトラッキングを快適に使用するためには、「滞留コントロール」をオフにすることをおすすめします。これにより、黒いポインタが誤って他の項目を選択してしまうのを防ぐことができます。
設定後は、すぐに顔の動きをするだけで対応する機能が作動します。SNS で話題の「舌を出す」動作に「スクロールダウン」を割り当てた場合、iPhone に向かって舌を出すだけでページが下にスクロールされます。これが「舌で iPhone を操作する」トレンドの正体です。
もし動作がうまく検出されないと感じたら、「感度」を「控えめ」に設定してみましょう。これにより、完全な表情をしなくても反応しやすくなります。
この機能は、特に「両手が使えない」シチュエーションで役立ちます。
以上、iOS 26 のヘッドトラッキング機能についての解説でした。必要な方はもちろん、ちょっと試してみたいという人にも便利な機能です。
ただし、この機能は本来、身体の不自由な方のために設計されたものです。一般ユーザーでもその便利さを体験できますが、操作に少しコツがいるため、使うかどうかはご自身のニーズに合わせて検討してみてください。
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